当たり前のことができなくなっていく ~小田編④うつ状態の自覚とその影響~ | 札幌のカウンセリング こころの羽

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当たり前のことができなくなっていく ~小田編④うつ状態の自覚とその影響~

こんにちは。札幌市北区にある『カウンセリングルームこころの羽』のスタッフ小田です。

前回までのエピソードはコチラ↓
うつ病体験記1
うつ病体験記2
うつ病体験記3
最初のカウンセリングを受けた頃、私には様々な変化が訪れていて、「脳に蓋がされている」と感じていました。(※ 以下の症状は、当時の私が感じていたもので、これら全てがうつ症状と言えるものであるか不明です。また、うつ症状にはこの他にも様々なものがあります。このブログの中では、参考として、当時の私が感じていた症状をなるべく多く記載しています。)

・ 疲れて寝落ちが増えていた
・ 眠っても順調に進んでいない仕事の夢を見て、起床時にはすでに疲れていた
・ メールや文章を読むのに時間がかかり、何度読んでも頭に入ってこないと感じるようになっていた
・ スケジュール把握が得意だったのに、直前まで会議の存在を忘れていることがあった
・ 脳が集中できていないと感じるようになった
・ コピーを終えた後、何部コピーしたのか思い出せないことがあった
・ エレベータで自分の部署や自分の自宅に帰るときに、全く違う階で降りてしまうことがあった
・ 会議、研修などの人前で話すことが得意だったのに、苦痛に感じるようになった
・ 帰宅時や休日には涙が出るようになり、飲み会や会食の場を苦痛と感じるようになった
・ 電話を受けた時に、相手の社名や役職を聞き取るのに時間がかかり、自分が相手に話した内容も電話を切った後には、ぼんやりとしか思い出せなくなった
・ 自転車をどの場所に駐輪したのか全く思い出せないことがあった

今までにも新規プロジェクトや新しいメンバーとの仕事、転勤などをこなしてきて、最初は大変な思いをしながらも、次第に慣れて回してきたはずの仕事。パワハラもセクハラもない職場で、上司や部下などの人間関係もいい。それなのに、なぜ私の脳はストップをかけるのだろう。なぜ私の体はこんなにも重く、胃は食事を受け付けないのだろう。寝ても寝ても眠いのはなぜだろう。

また、この頃の日記にはこうも書いています。
「今日はいつもよりやれている。少しずつだけどやれている。大丈夫。何とかしないと。休みたい。本当は何もしたくない自分がいるかもしれない。」
「上司から部下の仕事の進捗状況の把握について注意を受ける。自分の仕事もこなしきれていないのに無理だよ。私、スーパーマンじゃないし。一体どうしたらいいのだろう。不安だけが積み重なっていく。どんどん追い詰められていく。」

私の日記は5年分を記入できる5行日記で、その日に「できたこと」「良かったこと」をメインに記入するようにしていました。

気づけば、「これまでできたのに、できなくなったこと」を記入するようになっていたのです。

(次回へ続く…)

◆岡本から、ひと言コメント

うつ状態になった時には、様々な症状が現れることがあります。
共通しているのは、「脳がブレーキをかけているような状態」になることですが、これは、心がストレスの限界を感じていて、これ以上、負担を増やさないように「ブレーキをかけている」とも言えます。
うつ状態の初期段階であれば、ゆっくりお休みをとるだけで回復する場合もありますが、心の限界を感じながらも無理をしてしまうと症状が悪化してしまいます。

今回、スタッフの小田さんが自覚したことも「頑張ろう」「頑張らなきゃ」と考えていたこと、その気持ちが空回りの状態になってしまい悪循環に入ってしまった事例なのかもしれません。
自分ひとりで考えることは、この「悪循環」に陥りやすいものです。

「あれ?何かおかしいぞ?」と感じた時には、ひとりで抱えるのではなく、カウンセリングを利用するなど、専門家の意見を求めてみることも大切です。
心の限界は、頑張っているからこそ感じてしまうもの。
ひとりで頑張るのでは無く、人に頼ることも選択肢に加えてみてくださいね(^^)

『カウンセリングルームこころの羽』岡本教兵

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