我が家のハムスターが…~ペットロスとカウンセリング~ | 札幌のカウンセリング こころの羽

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我が家のハムスターが…~ペットロスとカウンセリング~

ハムスターのがんも

こんにちは。札幌市北区にある『カウンセリングルームこころの羽』の岡本です。

昨日の夜、我が家のハムスター(名前は、がんも)が息を引き取りました。
実家で犬を飼っているものの、自分自身で飼うことを決めた生き物としては、生まれて初めてのペットだったので、自分自身で予想していた以上に落ち込んでおり驚いております(汗)
動物とは言え、約2年間、共に生活していた大切な家族の一員です。

昨日の夜は、自分なりにお経を上げてあげて、本日の午前中に札幌にある自宅の庭に埋葬させてもらいました。
さすがに実父が亡くなった時ほどのショックとまでは言いませんが、約2年間の生活でもこれほどのショックであれば、犬や猫のように10数年生活を共にするようなペットの場合は、悲しみの大きさも相当に大きいものなのだと改めて実感しています。

悲しみが、亡くなった昨晩よりも少し時間が経った今の方が大きくなっていると考えると埋葬も終えて、「もう会えないのだ」と実感したことにより、悲しい気持ちが膨らんでいるのでしょう。
生き物の死と言うものは、「死ぬこと」自体が悲しいのでは無くて、「もう会えなくなること」が悲しいのだと改めて実感します。

昨晩は、いつもよりも寝つきが悪く、「もっと、ああしていれば…」「もっと、こうしていれば…」と言うような後悔の気持ちも浮かんで来て、いつもよりも早く目が覚めてしまいました。
ペットを失った飼い主の方の気持ちは、カウンセリングの仕事をしていると伺う機会も少なくないのですが、自分自身のこととなると回復するまでに少し時間がかかるかも知れませんね(汗)

きっと、悲しみが深いと言う事は、それだけ“がんも”のことを大切に想っていたと言うこと。
これだけ家族みんなから愛されていた“がんも”は、幸せだったのだ。
春過ぎに一度、体調を崩して、そこから奇跡的な回復をして、元気になってくれたこと。
もしかすると、家族にお別れや心の準備をしてもらうための時間を作ってくれたのかも知れませんね。

“がんも”は、娘が1歳の時に我が家にやって来たので、娘も今は3歳。
初めのうちは興味を持ちながらも触ることを恐がっていた娘も、すっかり仲良しになって、娘が“がんも”のお家に近付くと「ご飯ちょうだい」アピールをしていた“がんも”。
息を引き取った昨日も、元気がない“がんも”を小さな手のひらに大切そうに乗せて、「がんも元気になってね」と言ってくれた娘。

“がんも”と過ごした約2年の間に息子も誕生しました。
産まれた時から先輩として我が家にいた“がんも”も、恐れを知らない息子には、たじたじだったのも楽しい思い出の一つです。

このブログを書きながら、自宅では出ていなかった涙も、思いっきり流れて来て、少しだけ心が軽くなったような気がします。
カウンセリングの中で、ペットとの思い出を振り返るお話をして、涙を流すこと。
今までもすごく大切なことだと知っていましたが、自分自身がペットロスを体験すると、カウンセリングの存在は、すごく大切だなと実感します。
さすがに、相談者さんを目の前にして、私が自分の話で泣くわけにはいかないので(汗)、このお話は、このブログだけに留めておきますが、我が家に確かに存在していた小さな小さな命は、私たち家族にとっては大きな大きな存在でした。

小さな小さな身体で命の大切さ、儚さを教えてくれた“がんも”。
“がんも”のおかげで、命を守ることの大切さや家族の一員を失う飼い主の気持ちを知ることが出来ました。

本当に本当にありがとう。
本当は、もっと長生きさせてあげたかったけれど、少なくとも“がんも”と出会えた私たち家族は幸せでした。
大好きなひまわりの種とピーナッツを天国でたくさん食べて過ごしてくださいね。
“がんも”安らかに眠ってください。
私たち家族は、ずっと“がんも”のことを忘れないから、いつか天国で会うことが出来たら、また一緒に過ごそうね。
ありがとう、がんも。

『カウンセリングルームこころの羽』岡本教兵

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