こんにちは。札幌市北区にある『カウンセリングルームこころの羽』の岡本です。
本日は、バレンタインデーということでチョコレートをプレゼントする方、される方、どちらの場合でもいつも以上に『チョコレート』を身近に感じる日になっているのではないでしょうか。
私もありがたいことに数名の方からチョコレートをいただいて(もちろん義理チョコですが。笑)、美味しく食べております(*^^*)
甘いものが大好きな私としては、とても嬉しい日です(笑)
『チョコレート』といえば、カカオポリフェノールが健康成分としては有名ですが、このカカオポリフェノールやチョコレートを食べることによる効果として血圧低下や脳内にあるBDNFと呼ばれる認知症との関連性が研究されている物質の増加につながるなど
とにかく身体に良い印象がありますよね。
実際に様々な研究やアンケート調査によって、関連性や効果性が明らかになっているようです。
…と小難しいお話は、そちらの専門家の皆さまにお任せするとして(笑)
私は、「こころ」の方面での関連性や影響について考えてみようと思います(^^)
そもそも、人それぞれ「好きな食べ物」「嫌いな食べ物」があると思います。
「身体に良い」と言われて好んだり納得して食べているものもあれば、「身体に良かろうが悪かろうが食べたい(or食べたくない)」と思っているものもありますよね?
一因としては、体質に合う合わないということも重要だと思いますが、それ以上に「その食べ物に対するイメージ」は影響が大きいように感じます。
実際に自分自身が「嫌い」と感じている食べ物を振り返ってみると…
・ブロッコリー
認識:あの「もそもそした食感」が苦手。
記憶:実家で夕食に出された時に、食感も嫌だったが、茹でたあとにマヨネーズをかけるだけという食べ方が味覚的にも嫌だった。
それでも、残したくないと思っていた(残すのは良くないという価値観が強かった)ので、無理矢理、飲み込むようにして食べていた。
→今現在感じる「食感」よりも、過去のブロッコリーにまつわる記憶が苦手意識を強くしている。
・紅茶
認識:お茶なのに「スッパイ」「甘い」という味が苦手(だった)
記憶:飲み慣れていない時に出先でいただいたが、無理をして口をつけてしまった。
少し飲めるようになった時に調子に乗って飲みすぎて、気持ち悪くなった。
→一時的に悪いイメージは払拭されたものの、その後、無理をしてイメージが更に悪化
※その後、リプトンティースタンドのおかげで劇的に紅茶が好きになり、現在に至る(笑)
このように実質的な「デメリット」というよりも過去の思い出が強く影響していることがわかります。
それ以外に「食わず嫌い」だった食べ物は、大人になって「身体に良い」という情報で好きになったり、食べられるようになったりしましたが、それらに共通していたのは、「嫌な思い出」が少なかったことかもしれません。
もちろん、どなたにでも当てはまることではないのかもしれませんが、日常生活の中で「嫌い」「苦手」と感じるものは、過去の経験や体験の中に原因があることも多いのです。
と、ここでチョコレートの話に戻りますが…
今回のブログの中で書こうと思ったこととして…
「チョコレートが好き」なら食べれば良いし、「苦手」なら無理に食べなくても良いのでは?ということです(笑)
それが一番ストレス解消(ストレスを溜めないこと)につながるのではないでしょうか?
「そんなの当たり前じゃない?」
と言われてしまいそうなので、念のため補足をしておくと…
“こころ”が元気なときには多少の無理をしても「◯◯すべき」「◯◯した方が良い」ということに「頑張る」ことは良いことかもしれません。
ですが、“こころ”が疲れているとき、憂鬱な気持ちが続いている時には、「無理」は禁物。
自分の価値観にとって「好きなこと」を大切に「嫌いなこと」は可能であれば避けることも選択肢に加えてください。
「チョコレート」がどんなに身体に良いと発見されたとしても「嫌い」な人がいても良いんです。
無理に食べる必要はない。
逆にカロリーや糖分が気になって「チョコレート」(甘いもの)を我慢している人も「疲れた…」と感じたときには少しくらい自分を甘やかしても良いのだと思います。
心も体も元気になったときには、また自分自身が思う「正しさ」に挑戦してみれば良い。
「あれ?なんだか、いつもよりも落ち込みやすいな…」
「あれ?なんだか、いつもよりもイライラしてしまう…」
そんな風に感じた時には、自分自身の心の声(=本音)にしっかり耳を傾けてみましょう。
そんなことを考えながら、「最近、少し太ってきた罪悪感」を忘れて、美味しくチョコレートを食べる岡本でした(笑)
『カウンセリングルームこころの羽』岡本教兵