こんにちは。札幌市北区と中央区にある『カウンセリングこころの羽』の岡本です。
3月も残すところわずかになってきましたね。
今年は、年明け早々から暗いニュースや驚くような出来事が続いたため、こころのエネルギー(ストレスの許容量)が例年よりもギリギリで生活している方も多いかもしれません…。
そうなってくると発生しやすいのが「身近な人間関係のすれ違い」。
親子関係もそうですが、やはり夫婦関係で実感している方は多いのではないでしょうか。
そこで今回は、ここ数年でとてもご好評いただいておりますカウンセリングこころの羽のペアカウンセリングは、“どんなものなのか”をまとめてみようと思います(^^)

◆そもそもペアカウンセリングと通常のカウンセリングの違いは?
通常のカウンセリングはお一人でご利用いただきますが、ペアカウンセリングは二人のご相談者とカウンセラー、合計3人でカウンセリングを進めていきます。
(※このブログでは分かりやすいようにご夫婦でのご利用を前提に書かせていただいておりますが、ペアカウンセリング=夫婦カウンセリングというわけではありませんので、カップルでも親子でもご友人でも“お二人”であればペアカウンセリングのご利用が可能です。)
元々、ご夫婦どちらか一人がカウンセリングを利用してくださっておりペアカウンセリングを組み合わせていくこともありますし、お二人とも「カウンセリングは初めて」の状態で初回からペアカウンセリングとしてスタートする場合もあります。
どちらがオススメということはありませんが、状況や目的によって次のような選択をしていただくことが良いのではないかと考えております。
①“自分の気持ち”を整理したい場合
まずは個人カウンセリングをご利用いただき、担当カウンセラーがパートナーとの関係からの影響が大きいと判断した場合にペアカウンセリングをオススメさせていただく流れが良いかもしれません。
あくまでもあなた自身の気持ちを整理することを目的としていきますので、個人カウンセリングとペアカウンセリングを組み合わせながら進めていくことになります。
②パートナーとのすれ違いを解消したい場合
二人で話し合おうとするとケンカになってしまう…
伝えたい気持ちをついつい言ってしまう言葉がちぐはぐになってしまう…
話し合い=責められるカタチになってしまい、自分の気持ちを伝えられない…
このような状況のときには初回からペアカウンセリングのご利用でスタートすることがオススメです。
もちろん、カウンセリングルームの雰囲気を把握してからペアカウンセリングを利用したいなどの意向がある場合は、初回をお一人でお越しいただき、2回目からペアカウンセリングにしても大丈夫です。
ペアカウンセリングでは、お二人の価値観の違いや気持ちのすれ違いが生じる要因などにも注目しながら、それぞれのお話を伺いますので、ご夫婦二人だけで話しているよりも冷静に話せたり、普段だと言えない気持ちを伝えるきっかけになることが多いのです。

◆どれくらいの人たちがペアカウンセリングを利用しているの?
守秘義務の兼ね合いがありますので、明確な発言は控えさせていただきますが…
最近だと一日に数件のペアカウンセリングをご利用いただくこともあります。
数年前だと月に1件、2件…という頻度だったので、ここ最近で非常に増えていることをお分かりいただけるのではないでしょうか。
“カウンセリング”に対するイメージも人によって様々で、私が心理カウンセラーを始めた2010年代の頃と比べれば世の中にカウンセリングに対する正しいイメージは広がりつつあると感じるものの、今現在でも「カウンセリング=メンタルクリニックや心療内科と同じようなところ」と考えている方も少なくありません。
パートナーにペアカウンセリングを提案するときに「えっ?なんでそんなところに行かなきゃいけないの?別に病気じゃないし」という反応が返ってくることもあるかもしれませんね。
そんな方にお伝えしたいのが、カウンセリングルームを学生時代の経験に例えた考え方です。
「日常生活=学校生活」と置き換えて考えると「カウンセリングルーム=学習塾」のような位置づけだと私は考えています。
例えば…学校の勉強だけで志望校に合格できそうなら、無理に学習塾に通う必要はありません。
でも、目標とする志望校の合格難易度と今現在の自分自身の学力に差が大きい場合には、皆さん「当たり前」のこととして学習塾(場合によっては家庭教師や通信教育)も利用しますよね?
これをカウンセリングに当てはめてみると…
現在の日常生活や夫婦生活に満足しているのであれば、とくにペアカウンセリングを利用する必要はないかもしれません。
ですが、現状に不満があったり、不安がある場合には、もっと幸せな時間を過ごすためにも明るい未来を手に入れるためにも「学ぶ機会をつくること」は大切ではないでしょうか。
もちろん、「カウンセリング=勉強させる場所」というのはちょっと意味合いが変わってしまいますが、こころを学ぶという意味では学ぶ機会になることは多いものです。
実際にペアカウンセリングを担当させていただく私たち心理カウンセラーも少しでも皆さんのお役に立てるように日々、研鑽を重ねていますので、その成果や考え方を活用していただけるとすごく嬉しいです(^^)
長くなってしまったので、今回はこの辺で…。
またタイミングを見てカウンセリング利用の予備知識のような内容もご紹介していきますね。
『カウンセリングこころの羽』岡本教兵