来年の目標、もう考えましたか?~目標設定と自己肯定感の関係~ | 札幌のカウンセリング こころの羽

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来年の目標、もう考えましたか?~目標設定と自己肯定感の関係~

こんにちは。札幌市北区にある『カウンセリングルームこころの羽』の岡本です。

先日、カウンセリングルームこころの羽の姉妹店である『話し方アカデミー』(コミュニケーション&プレゼンテーションが学べる話し方教室)としての主催で、『目標発見講座』を開催しました(^^)
参加いただいた方は老若男女様々な方々だったのですが、「目標」に対してネガティブなイメージを持っている方も少なくなかったように感じます。

◆あなたにとっての目標のイメージは?

目標を立てるときに、そもそも「目標」に対してどんなイメージを持っているか?
が非常に重要だと私は考えています。

なぜなら、目標を立てること、目標を持つことが「ツライ」「苦しい」イメージになっている場合は、目標を立てたとしても長続きしません…。
3日坊主という言葉もありますが、本当に3日も経てば忘れてしまうか、思い出すきっかけがないまま日常を過ごすことになります。
これでは、目標達成が難しいことは、明らかですよね?

そのため、ストイックなタイプの方は、「嫌だな」と思う気持ちを自分でコントロールしながら、目標を日々、意識するのですが…ここに二つ目の落とし穴があります。

◆“自己肯定感”が低い状態での目標設定

あなたは、「自分は何でもできる」と思っていますか? それとも「自分は何も出来ない」と思っていますか?
前者の場合は、自己肯定感が高い可能性がありますので、この内容は当てはまらないかもしれませんが、後者の場合は注意が必要です。

自己肯定感とは、自分自身のことを肯定的にとらえる(認めてあげる)気持ちのことですが、何かに失敗したり、親や上司、周囲から注意される、叱られるなどの体験が強く記憶に残った場合に自分自身のことを本来の状況よりも低く見てしまうことがあります。
これは、時間が経てば解消されるものもありますし、自己肯定感を向上させるような「きっかけ」がないと解消されない場合もあります。

特に「きっかけ」が必要な場合は、自分自身で抜け出すことが難しいこともあるので、カウンセリングなどの「きっかけ」を持っておくことが重要だと思います。

「自己肯定感」が低い状態で目標設定を行うと、どうなるか…ですが、目標達成が難しくなることはイメージしやすいと思うのですが、さらに恐ろしいのが目標設定を行うこと自体が「自己肯定感」をさらに下げる「きっかけ」になってしまうことです。

人の頭は、物事を繰り返し考えることで記憶を強いものにしていきます。
良いイメージを繰り返せば、頭はスッキリと、自分に自信を持った状態になっていきますが、悪いイメージを繰り返してしまうと、どんどん「ダメな自分」「出来ない自分」が強化されてしまい、最終的には自分自身では、そこから抜け出すことが難しい状態になってしまうのです。

こうなってしまう要因の一つが「偏った目標設定」「ネガティブな目標設定」だと私は考えています。

◆偏った目標設定、ネガティブな目標設定とは

「目標を設定するときに、ネガティブになることなんてないのでは?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんね(^^;
ですが、実際には、こんな目標を設定したことはありませんか?

・もっと上手くコミュニケーションをとれるようになる
・今年こそは目標金額○○円必達!
・○○大学、絶対に合格!

心当たりがある方…その目標は、達成されたでしょうか?
仮に達成されたとして、目指しているときに楽しい気持ち、前向きな気持ちは維持できたでしょうか?

同じ目標を掲げても達成できる人と達成できない人がいると思います。これは、皆さんイメージできると思うのですが・・・。

なぜ、達成できる人と達成できない人に分かれてしまうのでしょうか?

努力の問題? 能力の問題? 運が良かったから?

もちろん、それらの要素もあると思うのですが、そもそも「目標」に掲げた言葉にどんなイメージを持っているかが重要なのではないかと私は考えています。

例えば…「もっと上手くコミュニケーションをとれるようになる」だと

“コミュニケーションが苦手な自分”が前提になっていますよね?
そうすると、目標を意識するたびに「自分はコミュニケーションが苦手なんだ」と意識しているのと同じことになってしまいます。

この状態が「ネガティブな目標設定」です。
今の自分を否定的に捉えて、そこを変化させることを目標にしているのです。

意志が強い人は達成できるかもしれませんが、それでも向き合っている時間はツライものになってしまう可能性が高い目標の立て方です。

例えば…「今年こそは目標金額○○円必達!」だと

“今年こそは”ということは、昨年は達成できなかったのですね…。
“目標金額を達成できない自分”が前提となっているので、こちらもネガティブな目標設定ということになります。

例えば…「○○大学、絶対に合格!」だと

“絶対に”という言葉が入っているので、少し偏った目標設定かもしれません。
不合格だった場合、一体どうなってしまうのでしょうか???
下手をすると自己肯定感が大きく低下する「きっかけ」になる可能性がありそうです…。

◆オススメな目標設定方法とは

では、どんな目標の立て方がオススメかというと…

ポイント①.すでに達成できているような表現を使う

ポイント②.目標達成の先をイメージした言葉を入れる

ポイント③.見ているだけでワクワクする言葉・内容を入れる

この3つが大切だと私は考えています。

これらに当てはめながら、先の3つの目標を書き換えてみると…

・もっと上手くコミュニケーションをとれるようになる

→コミュニケーション力を発揮して沢山の友人と楽しい時間を過ごす etc

・今年こそは目標金額○○円必達!

→目標金額○○円を達成して、社員みんなで海外旅行! etc

・○○大学、絶対に合格!

→○○大学で○○を学び、沢山の人を救う仕事をする! etc

ここで挙げたものは、ほんの一例ですが、重要なポイントは、「人それぞれワクワクする言葉は違う」ということです。

誰かにとっては、ワクワクする言葉でも、あなたにとってワクワクする言葉では無い場合は、目標を日常的に意識することは難しい=目標達成が難しいことになってしまいます。

目標は、他者から与えられると「プレッシャー」ですが、自分自身で決めると「楽しい」「嬉しい」「ワクワク」の素になるものです(^^)

まずは目標を持ち、ワクワクする毎日を送ることを2019年の第一歩にしていきましょう♪

P.S.

『カウンセリングルームこころの羽』では、深い悩み相談から日常的な小さな悩み相談まで承っております(^^)
「目標を立てることが苦手…」「上司から目標を立てろと言われるけれど、何にしよう…」などと悩んでいる方へのサポートも承っておりますので、お気軽にお問い合わせ、ご予約くださいね♪

『カウンセリングルームこころの羽』岡本教兵

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