こんにちは。札幌市にある『カウンセリングこころの羽』の岡本です。
つい先日、年が明けたと思っていたのに、もう月末に近づいていますね…。
時間の流れが年々早くなっていて漠然と焦ってしまいそうになる気持ちをコントロールする日々です(笑)
今回のブログでは、『夫婦関係や恋愛、失恋と心理カウンセリング』と題しまして、意外と知られていないカウンセリングルームの活用方法をご紹介していきます。
◆夫婦関係や恋愛、失恋の相談を誰にしていますか?
これは人によって様々かもしれませんね。
友人、家族、職場の仲間…ひとによっては占いに相談するという方もいらっしゃるかもしれません。
ここでいくつかポイントになることがあります。
それは…
- ①お金
- ②時間
- ③アドバイスの内容や質
- ④相手との関係性
です。
結論から言ってしまうと、これらの内容をそれぞれ単独で判断するというよりも、この4つのバランスやそのときの目的などによって相談相手を変える、選ぶというのが大切なポイントではないでしょうか。
ここからは、一つずつ順に考えてみましょう。
まずは、「お金」です。
何かをしようと思うときにどうしても必要になるのがお金ですが、夫婦関係や恋愛、失恋の相談をするにも相談相手によっては費用が発生しますよね。
もちろん、カウンセリングルームでの相談もご利用料金をいただくことになるのですが、前述した「友人、家族、職場の仲間」への相談だとお金がかかりません。
このことを“どのように捉えるか”で相談相手選びが大きく変わってきますよね。
次に、「時間」です。
これは、自分自身の時間もありますし、相手の時間ということもあります。
「お金」だけを意識すると身近な知人に相談するとお得に思えるかもしれませんが、時間を組み合わせて考えると「相談だけをして、すぐに帰る」という流れはちょっと考えにくいので、思った以上に時間が必要かもしれません。
3つめのポイントは「アドバイスの内容や質」です。
経験が豊富な方への相談であれば、素晴らしいアドバイスや質の高いアドバイスを受けられる可能性もありますよね。
ただ、身近にそういった知識を持った方がいるのか…と考えると少し難易度が上がってしまうかもしれません。
とくに、その「知識」というのが、その人個人の経験だけを基にしていないかは注意が必要です。
例えば、恋愛や夫婦関係が上手くいくパターンのようなものは、まさに十人十色、あなた自身の魅力も他の人とは違うものがあるかもしれませんし、パートナーや意中のひとの価値観も様々なはずです。
その複雑な条件を把握しながらアドバイス…となると、単純な人生経験や恋愛経験だけの話では足りないと感じるのではないでしょうか。
最後のポイントは「相手との関係性」です。
例えば、夫婦関係や恋愛、失恋に関して相談したいことが、「あなた自身の課題」だったとしても相手によっては、あなたに対する印象や関係性へ影響してしまうかもしれませんし、「パートナー側の課題」だった場合も、共通の知り合いやある程度の付き合いになっていた場合は、パートナーへの印象や親せき付き合いや職場付き合いに影響することも考えられます。
「相談」は本音でお話しないと、効果が薄いものだと思いますが、本音で話してしまうとその後の人間関係に影響してしまう…。
これが身近な方に相談する場合の一番のリスクかもしれませんね。
◆心理カウンセリング(カウンセリングルーム)で相談するという選択肢
ここで誤解のないようにお伝えしておくと…
「どんなことでもカウンセリングルームで相談するのがオススメですよ」
と言いたいわけではありません(^^;
実際に、カウンセリングルームに相談する場合は、事前の予約(こころの羽の場合は、当日予約も受け付けしていますが…)が必要だったり、相性の良いカウンセラーを見つけることが大切だったりと知り合いに相談する場合には発生しないことも必要になります。
ただ、その分、“相談”以外に気にしなければいけないことが減ることにもつながるため、実際に夫婦関係や恋愛、失恋に関するご相談が年々増えている傾向にあるのです。
◆心理カウンセリングで相談する場合のメリット・デメリット
①お金
これは、お仕事として心理カウンセリングを提供させていただいている以上は避けられない部分になるのですが…視点を変えてみると、「お金を払っているのだから、必要以上に気を遣う必要がない」と考えていただいてもOKな部分にもなります。
身近な知り合いへの相談だと、対価の支払いを発生させることが難しいため、「自分が相談したくて食事に行ったけれど、結局、相手の愚痴を聞かされて帰ってきた…」「相手に迷惑をかけたくなくて、本音は隠してしまった…」という体験になる可能性も少なくないのではないでしょうか。
カウンセリングルームを活用してくださっているご相談者さまによっては、この部分が“明確”だからこそ気を使わなくてすむと感じてくださっている方もいらっしゃいますので、今まで選択肢として考えていなかった方も一度検討してみると可能性が広がるかもしれません。
②時間
カウンセリングルームのことを病院と似たようなイメージでとらえている方もいらっしゃいますが、医療機関のような長時間の待ち時間が発生することはありません。
対面でのカウンセリングでも予約時間にあわせてお越しいただければOKですし、オンライン(Zoomや電話など)でのご利用だと、日常のちょっとした空き時間の活用も可能になります。
③アドバイスの内容や質
心理カウンセリングには、カウンセラーとの相性が重要ですので、プロフィールなどに目を通して自分の価値観と似ているカウンセラーを見つけたり、自分とは違う価値観のカウンセラーからのアドバイスで視野を広げたりといった活用方法が考えられます。
いずれの場合でも大切なポイントは、何十年も前から研究されてきている「心理学」や「脳科学」などの専門知識を土台にしたアドバイスを聞けるということ。
もちろん、必要に応じてカウンセラー自身の体験談をお話することもあるのですが、それは、説明する理論を分かりやすくするための具体例であることがほとんどです。
「一般論として何が正しいか」よりも「あなたにとって何が必要か」の視点で受け取る専門家からのアドバイスは、主観や客観のバランスがとれたものになりやすいかもしれません。
④相手との関係性
身近な知り合いへの相談だと、相談内容や相手の価値観によっては、結果として気持ちのすれ違いが発生するかもしれません。
これは相談相手が減ることにもなりますよね…。
その点、カウンセリングルームでのご相談だと「相談相手が増える」ことになりますので、今まで気づかなかった視点に気づいたり、パートナー側の気持ちを想像しやすくなったりといったメリットも大きくなります。
もちろん、「現状の人間関係や身の回りの相談相手で十分足りているよ」と考えている方にカウンセリングルームを勧めたいというわけではありませんので、そこは必要に応じて…ということになりますが、カウンセリングルームを初めて利用するときには利用料金の面が気になってしまって、他のメリットに気づきにくいこともあると思いますので、今回のブログのテーマにしてみました(^^)
そして…もしも、心理カウンセリングが高いと感じた場合には、「自分の人生の価値は、数千円よりも低いのか?」と考えてみてください。
心理カウンセリングの性質上、絶対の成果をお約束できるというわけではありませんが、あなたの人生の価値を高めることやあなたの気持ちを楽にすることのサポートできる日が来ることをスタッフ一同、心よりお待ちしておりますね。
『カウンセリングこころの羽』岡本教兵