こんにちは。札幌市北区にある『カウンセリングルームこころの羽』の岡本です。
あなたは、朝起きたときに「嫌な夢を見たな…」と思って落ち込んだ気持ちになってしまうことはありませんか?
私はあります(笑)
正確に言うと以前は、ありました(汗)
そもそも「夢」は何のために見ているのかというと、「記憶の整理」というのがあなたも一度は聞いたことがある説明ではないでしょうか。
確かに普段から考えていることや寝る前に観たもの、不安に感じていることは夢の中に現れやすいような気がします。
印象的な夢だと「夢占い」などと照らし合わせてみると面白い気付きになったりもします。
私の場合、十数年務めていた会社を辞めて独立・起業しようと決意した時期に「人の死」に関する夢を見ることが2~3日続きました(汗)
朝起きても「一体、あの夢は、どんな意味があるんだ?なんだか悪い意味がありそうだな…」と思い、夢占いで調べてみたのですが…
これが意外と「変化のタイミング」を現している夢だったのです。
これまでの価値観から卒業し、自らの力で成功を手に入れる時期を現しているというのが2~3日続いた夢の共通点でした。
そう考えると一見すると「悪夢」だと思える夢でも、悪い意味ではないのだと思えてくるのですが、カウンセリングで相談者さまとお話していると「悪い夢を見てから目覚めると一日を通して気分が落ち込んでしまう」という状況も伺うことがあります。
休日などで朝の時間に余裕があるのであれば、「夢占い」を調べてみて、その意味を確かめてみることも良いと思いますが、出勤時間や登校時間との関係で「そんな時間は無い」ということも考えられますし、そもそも「本当に悪い意味だった…」となってしまった場合のショックは大きいものになってしまいそうです(汗)
そんな状況のときにオススメなのが、『夢と現実の整理をすること』です。
具体的に言うと…
①夢に見た内容を出来るだけ明確に思い出します。
②その内容が「現実」に起きていることなのか「夢だけ」のことなのかを再確認します。
③-1「現実」に起きていることの場合
現実で対処できることは対処する。対処できないことは専門家や詳しい人に相談することが解決の近道かもしれません。
③-2「夢だけ」の場合
現実になる可能性が高い場合は、未然に防ぐことができるチャンスです。
現実になる可能性が低い場合は、「大丈夫、大丈夫」と自分の心に言い聞かせつつ、その夢を見ることになった原因を想像してみるのも良いかもしれませんね。
この方法を実行してみると現実に起きていることが要因の場合は、解決に繋がる“きっかけ”を作ることが出来ますし、現実に起きる可能性が低い内容の場合は、気が付くと「夢の内容」自体を忘れてしまうかもしれません(笑)
悪夢を見た場合に厄介なのが、夢の内容は忘れてしまったけれど、「嫌な気分」が残ってしまった…という状態です。
そうなると、一日中「落ち込んだ気分」で過ごすことにもなってしまいますよね…。
この状態を避けるためには、目覚めたときに1~3分でも良いので、夢だけの内容か?現実に起きている内容or現実に起きそうな内容か?と自問自答してみることが大切だと私は考えています(^^)
P.S.
前述した通り、夢は記憶を整理するために見ると言われています。
今回ご紹介した方法は、
『自分にとって嫌な気持ちになるような“記憶の整理”をされてしまった場合に、記憶を整理し直すこと。』
とも言えるかもしれませんね(^^)
人が前向きに生きるために「重要」だとされている「自己肯定感」や「自己承認」も自分自身の記憶が良い方向に整理されていることが大切です。
日常生活の中で自分自身の記憶を整理し直す機会が少ないと感じる方は、カウンセリングなどで自分自身を振り返ることができる時間を確保してみることが第一歩になるのではないでしょうか?
『カウンセリングルームこころの羽』岡本教兵