日本語は、難しい~心理カウンセリング視点で考える日常~ | 札幌のカウンセリング こころの羽

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日本語は、難しい~心理カウンセリング視点で考える日常~

栗やカボチャが美味しい季節ですね。
仕事帰りに自分へのご褒美として、最近はコンビニの栗スイーツを購入している、『カウンセリングこころの羽札幌篠路店・札幌中央店』しみずこうこです。
焼きまろん

◆にほんごはむずかしい

先日、小学生の勉強のお手伝いをする機会がありました。
『「ぼくは妹と弟にプレゼントをあげた」
この文章は句読点の位置で意味が変わります。二通りの意味になるようそれぞれの文章に句読点をつけましょう』
という国語の問題。

一つ目の文章は「ぼくは妹と、弟にプレゼントをあげた」。
「妹と」の後に句読点がつき、ぼくは妹と一緒に弟にプレゼントをあげたという意味です。

二つ目は「ぼくは、妹と弟にプレゼントをあげた」。
これだとぼくは、妹にも弟にもプレゼントをあげたという意味になります。
区切る場所が変わると意味が違いますよ、という小学校低学年の問題。

日本語、むずかしいよ…。
本を読む少年

◆言葉のチョイスを間違える

我が家の男子も日本語が苦手です。

自転車で学校へ通っている高校生の次男。
いつも勉強道具が重いと愚痴っています。
(勉強道具を学校に置いておく、通称「置き勉」は禁止)

毎朝グチグチうるさいので、
「学校に置き放しにしていいジャージバック(ジャージは学校に置いてくるのはOK…)の中にこっそり置いてくれば」と、提案したところ。
「母さんのそういうズルいところいいよね!」と、褒められました(・・?。
次男よ!そこに『ズルい』をチョイスするのか…。

しかし、私も「正しくわかりやすい日本語を使っているのか」と言われると自信はありません。

あれもこれも伝えたいと欲張ってしまい、必要以上に説明し「まわりくどい」「わかりにくい」会話になる傾向があります。
先を急いで、言葉足らずになってしまい「それってどういうこと?」と、質問されることも…。
仕事柄、わかりやすい日本語を意識していますが、中々難しいですね。

◆間違えたっていいんだよ

相手の何気ない一言で、傷ついてしまうことがありますか?
でも、相手が伝えたかった真意は違うことだった、「言葉のチョイス」を間違えてしまった可能性もありますよね。

相手の言葉に違和感を感じてしまうこと、ありませんか?
小さかった違和感が、不安や不信感へと広がってしまうこともあります。
小さな違和感は小さなうちに確認するのが一番の解決策です。
でも、慣れない相手だったり、イチイチ確認すると相手に失礼なのでは?と躊躇してしまうこともありますよね。

そんな場合は、「日本人だって日本語を間違える」と思ってしまうのはどうでしょうか。
自分が間違えてしまうことを前提にすると、人の間違いも受け入れることができる。
人の間違いを受け入れることができると、自分も間違えたっていいと思えるようになのです。
あたたかいハート

◆気を許す関係性

気を許している相手には、「言葉のチョイス」を間違えてしまうこともあります。
「あの人は私にだけ冷たいことを言う、他の人にはこんなこと言わないのに」そう思ったことありませんか?
でもそれは、リラックスしていて、つい気を許して「言葉のチョイス」に気を使わずに会話をしているだけなのかもしれません。

家族内では「言葉のチョイス」を間違えている我が家の男子たちも、他の場面では気を使い、きちんとした日本語を使用しているかもしれないな。
家に帰ってきた時くらい、リラックスして会話を楽しめばいいのかな。

共有する時間が長くなると、「言葉のチョイス」の癖も似てきて『共通の言葉使い』が生まれる。
間違えても、楽しい会話の時間は共有できる。
自分の間違えも相手の間違えもOK。
肩の力を抜いて、会話やその場の空気をもっと楽しんでみませんか?

『カウンセリングこころの羽札幌篠路店・札幌中央店』心理カウンセラーしみずこうこでした。

星置神社のカエル

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