こんにちは。『カウンセリングこころの羽・札幌中央店』の小田です。
お久しぶりのうつギフです。
実は、この一つ前に短期間だけ公開していたまぼろし?のうつギフがあったのですが、内容が暗めだったので、現在は非公開になっております。
もしもお読みいただいた方がいましたら、「うつギフ」のコア読者さまです<(_ _)>
中央店のブログの方では、断薬に至る過程についてのミニ連載を始めましたので、よろしければこちらも是非→
今回は、休職中の運動について、当時感じていたことをお伝えしたいと思います。
ところで、運動は抗うつ薬に匹敵する効果があるとの研究があります。
また、近年では、運動療法、音楽療法が脳に一定の刺激を与え、発達障害の治療にも役立つ効果が発表されています。小田は、運動推しですね。
◆声調に対して敏感になる
うつ病で休職中、なんの意欲もわかず、とにかくだるい日が多かったのですが、だからと言ってそのまま黙って一日を過ごすと、本当に「家から出ない」、「身支度もしない」、「誰にも会わない」ことになりそうで焦りを感じていました。
別に家から出なくても、誰にも会わなくても、特に苦痛はなかったので、それならそれでいいかぁ~とそんな自分すら受け入れることができれば、寛解への道も早かったのだと今にしたら思うんですけど…(;^ω^)
通院、カウンセリングなどの用事で外出することはできたので、それに加えて、まずは近くの公園への朝散歩をスタート。
朝散歩にも慣れてきた頃、近所のスポーツジムに入会して、日中にヨガのレッスンに出ることにしました。
私が参加できる時間帯のヨガレッスンでは、次の三人の先生がいました。
A先生~女性。声に張りがあって、ヨガ専門というより、もともとエアロビ出身なのかなと思えるような、はつらつとした感じ。
B先生~男性。声は穏やかで自分に対してストイックな感じ。ポーズについても、細かく注意ポイントを挟んでくる。
C先生~女性。声に優しさと癒し効果あり。ヨガ専門なんだろうなという感じ。
うつ前にも、転勤先でスポーツジムに通ったり、ヨガスタジオに通ったりで、色々な先生のヨガレッスンを受けることがありましたが、こんな風に、声調?に注目して「感じる」ことってあまりなかったんですよね。
声の張りとか、強弱とか、柔らかさとか、そんなことはどうでもよくて、「自分の出来ていない点」を適切に指導してくれることが大切というような、ある意味ドMチックな考え方をしていたのではないかと。
◆受け取るうつわ
平日の日中にスポーツジムに通える人々というのは、おそらく定年後などの時間と金銭的な余裕のある世代なわけで、つまりお姉さまたちが多いわけです。
とある日のこと。
更衣ロッカールームで、お姉さまたちのつぶやきが聞こえてきました。
「B先生、うるさいよねぇ~。いやんなっちゃうわぁ~。」
そのつぶやきを聞いた時、うつ前の自分なら、「細かな点も見逃さずに注意ポイントを伝えてくれてるんだから、むしろいいじゃない」と心の中で反論したと思うのですが、その時の自分は、「なんか、わかるな…。」と思ったのです。
私の中の脳みそちゃんが、以前よりも働きが悪くなっている感じがあって、これまで受け取れていたはずの情報が上手く受け取れなくなっていました。
今は、受け取るうつわが小さくなっているんだな。
だから、優しくて柔らかいものしか受け取れない感じがする。
◆そんな時もあるんだね
通える日は、なるべく行くようにしていたので、三人の先生のレッスンに均等に出ていたのですが、
今日はA先生のハツラツ加減がちょっぴり耳に刺さるなぁ(*_*;)
B先生、注意ポイントでお腹いっぱいです( ;∀;)
C先生、やっぱり癒されるなぁ。なんか眠くなってきたよ(-_-)zzz
受け取るうつわが小さい分だけ、自分のうつわに入る分だけを意識する。
自分の状態を言語化して、日記やカウンセリングでアウトプットする。
そんな時にしか言語化できない感覚ってあるんですよね。
『カウンセリングこころの羽・札幌中央店』小田真実
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