こんにちは。札幌市北区にある『カウンセリングルームこころの羽』の岡本です。
本日(11/30)は、お勤め先へ「年末調整」を提出する締め切り日になっている方も多いのではないでしょうか?
私も毎年「年末調整」を作成しておりますが、今年も「あぁ、ついにこの時期が来てしまった…」とブルーになりながら過ごしておりました(笑)
どうも慣れていない書類の作成は、「苦手」というイメージが沸いてしまいやる気が起きないんですよね…。
来年に同じような気持ちにならないために、ここで少し脳科学や心理学のテクニックを使ったイメージ転換をおこなっておこうと思います♪
◆対処方法その① 問題点の細分化
「何が嫌なのか考える」→「どうしたら楽に作成できるか考える」
問題解決のテクニックとして、ポピュラーなものに「問題点の細分化」があります。
これは、問題が発生したときに「大きな一つの問題」としてとらえるのではなく、小さな問題の集合体と考え、すぐに解決できそうな小さな問題に分けながら対処していく方法です。
ここで落とし穴になるのが、問題点の細分化を意識したときに「何が嫌なのだろう?」と考えてしまうこと。
自分は何が嫌なのだろう?と考え始めると、「書類作成=嫌なこと」というイメージが強くなってしまい、実行するためには大きなストレスがかかるようになります。
そこで、「どうしたら楽に作成できるかな?」と考えてみることがお勧めです。
例えば、「必要な書類(資料)が手元にあると楽に作成できそうだな」と考えた場合は、「まず、必要書類(資料)を用意する」が一つ目の対処方法となります。
他には、「パソコンを立ち上げるのに時間がかかるのが面倒だな」と考えた場合は、「気付いた時点でパソコンの電源ボタンを押しておく」が一つ目の対処方法になるかもしれません。
このように「面倒だな」「嫌だな」と感じていることが、どのように変われば気持ちが楽になるのかを意識してみることが大切です。
◆対処方法その② 終わった後のスッキリした状態をイメージする
「目の前のやるべきことを意識」→「これが終わったら、どんなにスッキリするだろう。を意識」
期日があるものや、責任があるものの場合、目の前の「やるべきこと」ばかりを考えてしまい、終わったあとの爽快感だったり達成感のことを忘れてしまいがちではないでしょうか?
例えば「年末調整」でも「夏休みの宿題」でも、目の前の「やるべきこと」を意識している段階だと「あぁ、嫌だな」「やりたくないな」と考えてしまうものですが、終わった後の「スッキリした状態」をイメージすると早く終わらせてしまおうという意識が沸きやすくなります。
この達成した状態をしっかり意識することは、「やること」や「目標」「目的」に向き合うために重要な考え方かもしれませんね(^^)
◆対処方法その③ 覚悟を決める
「やらなきゃ」→「やる」
やる気が出て来ない時の考え方、言葉の使い方としては「やらなきゃ」や「やらなきゃいけないもの」という表現になることが多くあります。
実際に、この表現で物事をイメージする場合は、「よし、やるぞ」とはなりにくいですよね?
やらなきゃ、やらなくちゃという表現は、後ろ向きな気持ちがある時に出やすい表現です。
「覚悟を決める」というとプレッシャーを感じてしまうかもしれませんが、言葉選びを変えていくことも充分に効果がある方法です。
何かやるべきことがあるときに「やらなきゃ」を使うのではなく「やる」を使うこと。
「やろう」も「やらなきゃ」よりは良い表現ですが、やはり「希望」「願望」のレベルの言葉ですので、「やる」がベストだと私は考えています(^^)
「年末調整をやらなきゃ」ではなく「年末調整をやろう」でもなく、
「年末調整をやる」と言葉に出してみる。
それだけでも前向きな姿勢で対処できるきっかけになるのかもしれませんね(^^)
・・・来年の自分にそう言い聞かせます(笑)
『カウンセリングルームこころの羽』岡本教兵