こんにちは。札幌市北区にある『カウンセリングルームこころの羽』の岡本です。
突然ですが、『風都探偵』という漫画をご存知でしょうか?
『週刊ビッグコミックスピリッツ』で連載されている『仮面ライダーW』を題材にした漫画です。
現在、4巻まで発売されているのですが、毎回、思い出補正もかかりながら楽しんでおります(笑)
というのも、『仮面ライダーW』は、2009年から日曜日の朝に放送されていた『平成仮面ライダーシリーズ』の一つなのですが、私個人的には非常に好きな作品です。
この『仮面ライダーW』の正統な続編が、『風都探偵』なのです。
仮面ライダーと聞くと「怪物」「正義のヒーロー」と、現実離れしたストーリーを思い浮かべる方も多いかもしれませんね。
私もこの仮面ライダーWを観るまでは、そんなイメージを持っていたのかもしれません。
実際に、つい最近まで放送していた『仮面ライダービルド』は、地球外生命体が出てきたり、パラレルワールドが出てきたりと現実離れした内容が面白さでもありました。
それに対して、『仮面ライダーW』の場合は、「ドーパント」と呼ばれる怪人は確かに出てくるのですが、主な登場人物は様々な悩みを抱えた「人間」が中心なのです。
そこに続編が描かれるほどの人気作になった秘密が隠されているのかなと勝手に予測していたりします(笑)
TVシリーズでも「友情」や「家族」、「愛情」、「仕事」、「プライド」、「成長」、「お金」などなど
各回ごとに様々なテーマで物語が描かれていました。
その登場人物たちに共通しているのが自分なりの悩みを乗り越えていく過程で自分自身の弱みも受け止め、その中で自分自身の強みに気付き、問題自体を解決していく。
確かに怪人を倒すのは、仮面ライダーだったりするのですが、問題解決することは登場人物本人であり、その成長過程の中にこそ人を惹きつける物語があるのではないかと思います。
どこかカウンセリングの流れと似ているような気がするのは、私だけでしょうか?
カウンセリングに悩み相談に行こうと思うきっかけは人それぞれかもしれません。
ですが、自分自身と向き合うきっかけを作り、その中で成長していくこと。
そのためのサポートを行うのがカウンセラーの役割だと感じます。
もちろん、カウンセリングの主役はカウンセラーではなく相談者さま(=あなた)です。
一人きりで解決することが難しい悩みでもカウンセラーのサポートをうまく活用しながら、少しずつ、それでも確実に解決していく。
そんな時間が理想的なカウンセリングの時間なのかもしれませんね(^^)
仮面ライダーのストーリーと悩み相談を重ね合わせてしまうことは、ちょっと無理やりかもしれませんが、人は悩みながらも前に進んでいく姿に心を打たれるもの。
あなたの悩みも、いつか誰かの悩み解決のきっかけになるのかもしれません。
『カウンセリングルームこころの羽』岡本教兵