【うつギフ】目は口ほどに物を言う? | 札幌のカウンセリング こころの羽

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うつ病体験記depression story

【うつギフ】目は口ほどに物を言う?

こんにちは。札幌市北区にある『カウンセリングこころの羽・札幌篠路店』の小田です。

今年も中央店からブログ出張に参りました。
遅ればせながら、本年もよろしくお願いいたします。

この【うつギフ】は、小田の実体験をもとに、今になって改めて思うこと、気がついたことを、等身大でつぶやくブログです。
書いていて、「痛たたたた( ;∀;)」と、産みの苦しみ的なものもあるのですが、時々過去ブログを読み返してみると、「ホント、そうだよね。よく書けてるじゃん」と自分で自分を褒めたい、有森裕子さん状態になります。

うつで苦しんでいた過去の自分に伝えたいことを、現在、うつ周辺にいて苦しんでいる方に向けて、これからも等身大で飾らない発信を続けていきたいと思っております…という1月らしいスタートで、今回は、うつ療養中の表情について書いてみたいと思います。

ところで、今年は雪が多いせいか、除雪も追いついていないし、路面が滑りますね。
先日、思いっきりすっ転んだ小田ですが、コチラ→
岡本さんも転んでろっ骨を折りましたので、みなさま、どうかお気をつけて…。

◆目がどこか「うつろ」だったな

療養中を振り返ると、とにかく「気力がない」「やる気が全く起こらない」ことが本当に不思議でした。
うつ前の私は、人付き合いも仕事の一環として重視していたので、職場でもプライベートでも、色々な人との飲み会を企画して、お店もビシッとセッティングする幹事タイプでしたが、休職初期の頃は、誰かと連絡を取る気力が全くありませんでした。

そんな気力も体力もないし、こんな無様な自分を見せたくない、弱い自分の姿を見せるくらいなら、消えてなくなった方がマシだという思いも強かったと思います。
とっとと、降参して白旗を上げてしまえばラクだったのにね。
ま、それができるなら、うつになんてなってないっつぅの。

コンビニやスーパーに行くと、店員さんと目を合わせるのがしんどいし、だからと言って、下を向いたままやりとりするのも、存在を無視するようで気が引けるし、なんだか自分のポリシーに反する気がする。
人に会うことが、今の自分にとっては、こんなにもハードルが高くなってしまったんだなと失望する日々でした。

ひたすら静かに静養して2か月を経過した頃、主治医の許可を受けて、伊豆高原にある「やすらぎの里」というリトリート施設に1週間ほど療養に行くことにしました。
そこで知り合った人や、代表の大沢先生、癒し担当のワンコたちと滞在最終日に写真を撮ったのですが、恥ずかしいことに「目」がどれもうつろなんです。

写真を撮るということで、ちゃんと表情を作っている(つもり)ですし、精一杯よそ行きの表情を作っていたはずです。
いつも、「ちゃんとしていること」が自分の特徴でもあり、例えば、職場で「あくび」したり、眠そうな表情をしている人がいたら、心の中で気合入れしちゃうような、いつも張りつめているところが私にはありました。

そして、本当に不思議なんですが、その当時、写真の出来栄えを見ても、「うつろな表情の自分」に気がついていなかったんですよね。
うつろな目で、うつろな表情をしている自分を見ても、それがうつろであることには気がつかないってことなんでしょうね。

◆能面みたいな表情だったらしい

その後、やすらぎの里には、何度かお邪魔しているのですが、滞在記はコチラ→
スタッフの方から、「会うたびに目がイキイキとよみがえってるね」と言われるので、逆に、どんだけヤバかったのよ私…と恥ずかしくなります。
ヤバい時に、ヤバい人に自身に、「あなたの目、ヤバいですよ」とは言えないですよね。( ̄∇ ̄;)ハッハッハ

同様のエピソードになりますが、リハビリの一環として、3か月を経過した頃、スポーツジム通いを始めました。
最初の半年は、通うのでいっぱいいっぱいの状態で、他の会員さんとのコミュニケーションは、極力取らないようにしていましたし、その頃もきっとそれなりにヤバめの表情だったと思われるので、積極的に話しかけてくる人はほとんどいませんでした。

そんなハードルを飛び越えて話しかけてくるのは、80代の女性で、独り言交じりに話しかけてくるので、なんとなくうなずくくらいのコミュニケーションでOKなので、当時の自分にはちょうど良く感じられました。

しばらく経った後、同じジムに友人が通っていたことが判明するのですが、その友人曰く、「似ている人がいる気がしたけど、別人みたいに痩せているし、表情がなくって、なんていうか、まるで能面みたいだったから、話しかけることが出来ずにいた。」と数年後に話してくれました。

表情、特に「目の輝き方」「目のチカラ」は、現在の状況を客観的に表すものだと実感しています。
そういう意味では、折に触れて写真を撮っておくことは大切だと思いますし、自分で自分の状況を客観視できるヒントになります。

ちょっと、恥ずかしいエピソードを披露してしまいましたが、表情から読みとれるものって結構大きいですよね。
自分だけではなく、家族、友人、同僚など、自分周辺の人の「目」をよく観察してみると、異変に早く気づけるかもしれません。

◆公式ラインできましたよ

今年から予約システムが変わり、こころの羽の公式ラインができました。
今までは、予約の変更やキャンセルをご自身ですることができませんでしたが、今年からは違います!

WEB又はLINEから、前日の23:59まではお客様自身による「予約日時の変更」「予約のキャンセル」ができるようになりましたし、当日予約も空きがあれば3時間前まで可能です。
オミクロン株の急拡大に伴い、コロナ感染者が過去最多数を更新し続ける今、外出は怖いけれど、モヤモヤは溜まる一方ですよね。

道路も滑りやすく、悪天候の今、オンラインカウンセリングもオススメです。

『カウンセリングこころの羽・札幌篠路店』小田真実
※ 小田の対面カウンセリングは、札幌中央店で行っています。コチラ→

 

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