こんにちは。『カウンセリングこころの羽・札幌篠路店・札幌中央店』カウンセラーの稲葉です。
札幌でもとうとう本格的に雪が降り出しましたね。「北海道の秋は短い」とよく言いますが、今年の夏は記録的な猛暑、そして10、11月も暖かい日が多かったため、「急に冬が来る☃」あっという間に年の瀬という感覚になってしまっている稲葉でございます。(それにしても雪降りすぎ)
◇コントロールできるものとできないもの。
道民の場合は「冬支度」という準備が毎年必要不可欠な日常になりますね。私の場合新しい趣味として始めたガーデニングの片づけや、衣替え、加湿器の用意など些細なことが多いのですが、「冬タイヤの交換をいつのタイミングでするか」が毎年一番の心配事でありました。
初雪が降る直前のタイミングでタイヤ交換をするのが理想的。なぜならあまり早く交換するとタイヤがすり減ってしまい痛むのが早くなる。と思い込んでおりまして、週刊天気予報とにらめっこする日々を過ごし、「雪だるま☃マークがでたらスタンドに予約」という几帳面なのか大雑把なのかわからないスタンスを約20年ほど貫いておりました。
ですが「自分の意志でコントロールできないもの(天気・初雪がいつ降るか)に振り回される」というストレスを少なからず感じていたのも事実だと思います。(今年は雪が降るのが遅かったのでタイヤがすり減ったにちがいない…と一冬中後悔したかも知れません)
そんな時目からうろこの情報が・・・
ちょうど今年はタイヤ買い替えのタイミングだったのですが、その際スタンドのスタッフさんに何気なくベストなタイヤ交換の時期について聞いてみたところ、「路面温度が低いと雪が降らなくてもタイヤがすり減ることは少ない」とのお答えが。
◇コントロールできないものにとらわれない為に。
今まで正しいと思い込んでいた価値観が180度変わる返答でした。
「それなら今からタイヤ予約の日を予約しておきます!!」と、そのまま1カ月後にタイヤ交換予約を入れ「自分の意志でコントロールできないもの(天気・初雪がいつ降るか)に振り回される」という毎年感じていたストレスから一つ解放されることができました。
普段、相談者さまとお話しさせていただく中で(私も含めてですが)自分の意志でコントロールできないものに、何とかしようとイライラしたり、不安になったり、考え込んだりすることが多くあるのではないかと感じています。
「雪が降る時期」は自分ではコントロール不可能ですが、気温が下がってきた時期にタイヤ交換の予約を入れる。「自分のスケジュールはコントロール可能」です。
今回のタイヤ交換のタイミングについてはメンテナンスも含めすべてスタンドさん任せにしていた私の知識不足が大きいのですが、
タイヤの消耗が激しい(と思い込んでいた)→買い替えを頻繁にしなくてはいけない→非経済的→雪が降る直前にタイヤを変えるのが最善→天気に振り回されるストレスという習慣から
路面が下がると雪が降らなくてもタイヤはさほど消耗しない→天気にかかわらずスケジュールが開いているときに交換の予約を入れておく。と思考が簡潔に整理されたことでストレス、不安からの解放につながりました。「思い込みを覆す新たな知識を雑談の中から得ることが出来た」という私にとっては貴重な経験だったなぁ…と改めて感じている今日この頃であります。そして、ちょっと得した気分になったりしています(単純ですね)(笑)
◇話すことで整理される思考
コロナ渦の影響もあり気軽に雑談、相談をする。そんな機会が確実に減ったのではないでしょうか。世界中に広がったパンデミック。今まで「あたり前」だったことが「あたり前にできない」状況になって2年ほどになります。テレワークの普及も含め「コミュニケーションの希薄化」がメディアなどでも取り沙汰されるようになってきました。
人間の脳は扁桃体(感情をつかさどる部分)から前頭葉(理性をつかさどる部分)と直結していてストレス、不安を感じると扁桃体が活性化され前頭葉の働きが鈍くなり、逆に前頭葉が活性化されると扁桃体は鈍化します。
「自分の言葉で話す」という行動は前頭葉を活性化させ、不安を和らげたり冷静な判断をくだすための近道になりえることがあります。
最近漠然と不安を感じる。悩みすぎて何をしてよいかわからない。そんな時は「自分で考える」そして「自分の言葉で話す」そんな行動を脳が欲しているのかもしれません。
心からの本音を「カウセリングこころの羽」で是非お聞かせてください。
そのストレスが「コントロール可能なのか、不可なのか」一緒に解明してみませんか?
私事ですが、2022年度より『カウンセリングこころの羽・札幌中央店』でもブログを掲載させていただこうと思っております。
お時間が許せばチラッとのぞいていただけると嬉しいです。
『カウンセリングこころの羽・札幌篠路店・中央店』 稲葉 彩