不登校になる3つの要因とその対策は… | 札幌のカウンセリング こころの羽

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不登校になる3つの要因とその対策は…

こんにちは。札幌市北区にある『カウンセリングルームこころの羽』の岡本です。

日々、カウンセリングの仕事をしているとお子さんの不登校に対する悩みの相談を受けることもあります。

不登校の場合、ご本人から相談を受けるというよりも、親御さんから相談を受けるケースの方が多いのですが、その要因は大きく分けると3つあるように感じます。

要因1.『過剰なストレス』

まず1つ目が「お子さん本人の過剰なストレス状態」です。

不登校の心理状況はうつ病などの気分性障害と呼ばれる状況に非常に近く、その要因は何かしらのストレスであることがほとんどです。

ここで言うストレスとは、一般的に知られている心理的なストレスだけではなく身体的なストレスを含みます。

例えば思春期に特有の「にきび」などの肌あれに関しても、心理的なストレスの側面では「人から見られたときのイメージ」や「跡が残ったらどうしようという不安」など心に重くのしかかってくるものですが、身体的なストレスの側面から見ても「痛い」「かゆい」などの負担は、ストレスとして蓄積されていきます。

このような視点で考えていくと、「長時間スマートフォンを見ていること」など、「眼精疲労の状態」も重なることが最近の傾向と言えるかもしれません。この眼精疲労も身体的なストレスの1つです。

また、スマートフォンから得られる情報を見て、悩んだり考えたりする事は脳の疲労を生み出し、ストレス状態をさらに悪化させます。

では、例えば、お子さんからスマートフォンを取り上げてみるとどうでしょう。

前述した眼精疲労や脳の疲れは軽減されるかもしれません。

そういった意味では一定の効果は望めますが、スマートフォンを使わないことに本人が同意していない場合、スマートフォンを取り上げること自体が新たなストレスとなる可能性が考えられます。

ここに不登校への対応の難しさと2つ目の要因が見えてきます。

要因2.『家庭環境』

この家庭環境は、虐待やネグレクトなど極端な家庭環境だけを指しているものではありません。

例えば「過干渉」と呼ばれる親が子供の面倒を見すぎる事もストレスの要因となり、結果として不登校につながる場合も考えられます。

子供は10代に入ると自分の価値観を持ち始めます。

その価値観は親の影響を受けることが多いため、親としては問題点や課題が見えやすく、結果として口うるさくなってしまう場合もあるでしょう。

その事自体は決して「悪いこと」というわけではないのですが、お子さんのストレスが過剰な状態で過剰な干渉をしてしまうと結果としてストレスが飽和状態となり、学校へ行くという気持ちを持てなくなってしまいます。

学校という場所は成長を促す場所であるため、様々な負担を生徒にかけていくことになります。

この様々な負担というのは例外なくストレスです。

知らない知識を学ぶことも運動することも行事などを通じて人間関係を築くこともお子さんの心にとっては嬉しいこと楽しいことをも含めストレスとして蓄積されていきます。

通常であれば、適度なストレスの中で心身ともに成長していくように設計されている学校教育ですが、家庭環境も含めお子さん本人がストレスを過剰に抱えている場合は、学校で感じるストレスに耐えられるだけの心の余裕が無い状態になってしまいます。

もちろん、お子さん本人にとって何がストレスになっているかは様々ですので、これまでの家庭環境や今の家庭環境、お子さん本人の価値観や友人関係など、複数の角度から考えてみることが重要です。

要因3.『学校側の協力体制』

不登校状態を克服出来た方の体験談を伺っていくと、担任教師やスクールカウンセラーなど、学校側の協力体制がしっかりしていると感じました。

ここで言う協力体制とは、カウンセラーが担当する専門的な対応ももちろんですが、「担任教師の熱意」のような個人の力というのも含みます。

不登校解消につながったパターンに共通しているのは、「お子さんを孤独にしていない」という点です。

この孤独にしていないという状況は、過干渉のようなお節介をしているという状況とはちょっと違い、適度の距離感は保ちながら、今の本人にとって困難になってしまっていることを必要最低限でサポートすることと言い換えることができるかもしれません。

ここまで書いてきた3つの要因が複合的に絡み合い、不登校という1つの心理的状況にたどり着いていると言えます。

では、不登校に対するアプローチについてですが、最も重要なポイントは家庭環境にあります。

「不登校の原因が家庭にある」とまでは言えませんが、不登校になってしまっている心理状況に対するアプローチが一番できるのは家族であることがほとんどです。

まずは、お子さんの気持ちをしっかり聴くこと。

そして、それを否定するのでは無く、共感し、悩みを共有し、一歩ずつ焦らずに一緒に前に進んでいくことが大切なのかもしれませんね。

他人任せにすることではなく、家族が正しい意味で「支える」環境をつくっていくことが不登校状態から回復するために重要なこととも言えます。

いずれにしても「親」という立場であるからこそ、「子供」の気持ちがわからない場面もあると思います。

そんな時は家庭内だけで「何とかしよう」とせずにカウンセリングなども上手く活用しながらお子さんにとっての成長につなげていってくださいね(^^)

『カウンセリングルームこころの羽』岡本教兵

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