こんにちは。札幌市北区にある『カウンセリングルームこころの羽』の岡本です。
先週末にコミュニケーションを学ぶためのセミナー(講座)として『プレゼン力向上講座』と『傾聴力向上講座』を2日間に渡り主催させていただきました。
180分×2日間を一般参加者さま向けに提供させていただくのは、初の試みだったので、どのような結果になるのか楽しみではありましたが、両日とも参加者の皆さんが満足していただけたようで私としても非常に充実した時間となりました。
それぞれの講座の概要やご紹介については、このブログでも改めて投稿させていただこうと思いますが、今日は、セミナーへの参加とカウンセリングの利用についてそれぞれの利点や特徴について振り返ってみたいと思います(^^)
まず、カウンセラーである私が何故、セミナーを主催しているのかという「そもそも」の部分から考えてみます。
当『カウンセリングルームこころの羽』で提供させていただいている心理カウンセリングは、心理学や脳科学、コミュニケーションスキルを土台にさせていただいており、相談者さまのお悩みの内容や問題解決策として最も適しているとカウンセラーが考えたものを組み合わせてご紹介させていただいております。
当カウンセリングルームでのカウンセリングは、相談者さまとカウンセラーが1対1でお話しするスタイルが基本となっており、オンラインカウンセリング(PCやスマホを用いたテレビ電話式カウンセリング)でも、その内容自体は変わりません。
相談者さまのお悩みが夫婦関係についてだったり、特定人物との関係性についてのお悩みである場合にペアカウンセリングやグループカウンセリング(2〜3人同時のカウンセリング)を実施させていただく際が複数人数でのカウンセリングとなります。
それに対して、セミナーや講座など“グループワーク”と呼ばれる内容が中心の場合は、講師(トレーナー)一人に対して参加者が5名以上、多い場合では数十人から数百人での「学びの時間」となることが大きな違いとなります。
この参加人数に関しては、こんな疑問が浮かぶ方もいるかもしれません…
『参加人数が多くなると学びの質は下がるのでは?』
実際にセミナー形式になると講師(トレーナー)と参加者が1対1で接する機会は少なくなります。
これは、参加者さま個人の悩みを深く分析するためにはデメリットになるかもしれません。
悩みを深く分析出来ることは、カウンセリングの利点となります。
カウンセリングでは、カウンセラーが話をしっかりと聴きながら、心理学や脳科学などの専門知識を土台にして、相談者さまの悩みを客観的に分析していくことも特徴の一つです。
その中で一人では気付けない別の視点に気付き問題解決に繋がったり、溜まっているストレスが軽減されることで本来の“自分らしさ”を取り戻していくことがカウンセリングで得られる効果や利点になります。
これに対し、セミナーなどのグループワークの利点は、参加者自身と近い立場である他参加者の考えや価値観に触れる機会が多いことがポイントとなります。
カウンセリングは、相談者さま一人のことをカウンセラーと二人で考える“日常とは違う特別な時間”です。
セミナーの場合は、複数の参加者が様々な価値観を持って参加しているため、日常に近いシチュエーションかもしれません。
その上で、他参加者との意見交換により日常とは違う“発見”が出来ることがセミナーなどのグループワークの利点です。
私の考えでは、この利点が学びの質を向上させることに繋がります。
カウンセリングとグループワークは、どちらが優れているということでは無く、その時に体験したいことが、「自分を深く知ること」なのか、「自分の価値観や特徴に気付くこと」なのかが参加を決める判断基準だと思います。
『セミナーを主催する理由』
私はカウンセリングが現代に必要不可欠なものだと考えています。
その上で、一人のカウンセラーが関わることが出来る人数に時間的な限りがあることも実感しています。(なかなか予約が出来ない日時も多く申し訳ございません。)
セミナーを主催することで関わることが出来る人数を増やせること
これが理由の一つです。
そして、もう一つ理由があります。
それは、カウンセリングを通じてコミュニケーションの問題を解決しつつある相談者さまに“体験”(実践)の機会を持っていただくことです。
この想いは、今回のセミナーでも参加者の皆さまが沢山の笑顔を見せてくれたことで改めて確信に変わりました(^^)
今後も様々な内容のセミナーを企画していこうと考えていますので、是非お楽しみに♪
『カウンセリングルームこころの羽』岡本教兵