人のこころは無意識に支配されている?!~心理カウンセリング視点で考える日常生活~ | 札幌のカウンセリング こころの羽

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人のこころは無意識に支配されている?!~心理カウンセリング視点で考える日常生活~

こんにちは。札幌市北区にある『カウンセリングこころの羽・札幌篠路店』の岡本です。

新年になって少しずつ『カウンセリングこころの羽』としての方針や仕組みを整理している今日この頃…。

これまで「札幌本店」と表記していた店舗名を「札幌篠路店」に変更したことに既にお気づきの方は、かなりの「こころの羽通」の方かもしれません(*^^*)
ありがとうございます♪

これまで、中央店の方が後からオープンしたこともあって、あくまでも「篠路が本店です」という意味合いでの「札幌本店」表記だったのですが、おかげさまで篠路の予約受付が混み合うことが多く…。

結果として予約可能日が1ヵ月先…となることが標準となっている現状などを考えても「本店」アピールはご相談者さまにとってのメリットは、ほとんどないな…とようやく気付いて店舗表記の変更を決めました(汗)

2021年は、札幌篠路店でも在籍カウンセラーが増員できる可能性も高くなってきており、とくに新規ご利用の方にとって「身近なカウンセリングルーム」にまた一歩近づけるかな…などと考えておりますので、引き続きご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。

些細な違いにこだわる男性

◆「札幌本店」にこだわり続けた心理は…

そんな「札幌本店」という表記に1年以上こだわっていた私の心理を少し分析的に考えてみようと思います。

私は心理カウンセラーとしてのお仕事を始める前は、一般企業に勤めるサラリーマンだったことは「うつ病体験記」や過去のブログでも度々ご紹介しております。

その会社勤めのときの経験、体験というのも今になって振り返ってみると非常に勉強になる部分や自分の心理カウンセラーとしての「ルーツ」になる体験だったのですが、それ以外の細かな部分にも無意識的に影響していると実感することがあります。

そんな私が「札幌本店」という表記にこだわった理由の一つが、前職のときに本社社屋の隣に「札幌本店」と表記した店舗があったことが大きいのです。

冷静に考えると前職のときの会社としてのメイン業務は「小売業」で今現在のカウンセリングルームとしては「サービス業」であることなど表面的な共通点は非常に少ないのですが、本社と同じ敷地にある店舗は「本店」という先入観や価値観がつくられたことは間違いありません。

体験を記入する女性

◆人は過去の体験によって価値観をつくっている

日常生活のなかで人は、目の前で起きている状況や目の前のモノに対して「価値観」に照らし合わせることで瞬時に「快/不快」「要/不要」などを感じ取り、判断しています。

常に分析的な視点を持って「客観的」に考えているというよりは、自分自身の価値観(主観的な側面)からモノゴトに対しての評価をしているわけです。

そして、その「価値観」は過去の体験によってつくられます。

実際に体験したことか、TVや映画、本などから「疑似体験」したことかは区別されずに様々な「体験」が蓄積された「結果」として価値観がつくられているということなのです。

そこには強く印象に残る「大きな出来事」も影響しているでしょうし、思い出すこともないような「小さな出来事」の積み重ねも影響しているのですが、人は常に物事を冷静に分析、考えるわけではないので、「ふとした瞬間」に過去の体験で「居心地がよかった状態」「好きな環境」に近づけようとしてしまう…ということが起こります。

私の場合も以前勤めていた会社を「嫌になって辞めた」というわけではなく、「もっとやりたいことが見つかった(心理カウンセラーとしての道が見つかった)」からこそ退職するしか選択肢がなかったという状況でしたので、無意識のところで前職のときに経験した「居心地の良い環境」「楽しい記憶を思い出すきっかけ」をつくっていたのかもしれません。

笑顔と肯定的な表情が書かれたボード

◆価値観を変えたい場合には…

私自身も以前は「自分を変えたい」「こんな自分は嫌い」「どうしてこんなこともできないんだ」と自分を否定したり責める思考が強かったと感じます。

その時には過去の体験を否定したり、自分自身の価値観を否定して「無理やり変化させよう」としていたのですが、実際には変化は起こらず、気持ちも苦しいし、状況や環境も良くならない状態でした…。

それが心理カウンセリングというものに出会い、様々な心理療法を学び、多くの研修やセミナーで得た知識を実践に活かしていくなかで「価値観を変えたいなら、新しい体験をすれば良い」という一つの結論に至ったのです。

ここで言う「新しい体験」は、未経験なことだけを指すわけではなく、今まで少なかった経験を積極的に増やすことも含みます。

なりたい自分になるためには、「理想の自分」になったつもりで新たな体験、経験を積んでいくことが一番の近道。

このことに気付いてからは、「自分にはできないかもしれない」→「まずはやってみよう」、「失敗したらどうしよう」→「どうやったら成功するのか試してみよう」などと「まずは行動」を意識できるようになりました。

もちろん、そこに至るまでにはたくさんの時間とたくさんのお金(結構、研修やセミナー、教材にお金かけましたね…(遠い目。笑))をかけながら実感するまで気長に取り組んでみたのですが、変化する恐怖を「好奇心」や「使命感」で上書きしながら進んできたように思います。

人が変化するためには、もしかすると一般的に想像している以上に沢山の経験が必要になります。

だからこそ、日々の生活のなかで一歩一歩確実に前に進んでいくこと、小さな体験も確実に積み重ねていくことが大切になるのではないでしょうか。

…と、なんだか話が大袈裟なものになってしまいましたが(笑)

私自身も「札幌本店」→「札幌篠路店」という表記変更に至るまでに仲間との話し合いや価値観のすり合わせ、変更するうえでのメリット、デメリットの整理など、様々な段階を経験して、ようやく決断することができました(笑)

結論として、私が「札幌本店」という表記にこだわっていたのは、自分自身の楽しい思い出を大切にしたいという価値観が無意識に「抵抗」していたためで、変更を決断できたのはこの表記を変更しても自分の思い出が変わってしまうわけではないことや変更することで『カウンセリングこころの羽』をご利用くださる皆さまにとっての「わかりやすさ」が向上するとしっかり認識できたからなのだと思います。

そんな小さな変化でも近くで支えてくれる仲間がいること、これから体験する新たな経験が今までの思い出以上に素晴らしいものになると感じていられることが大切なポイントなのかもしれません。

身近に喜びを共有したり、悩みに寄り添ってくれる仲間がいることは人生のなかでとても大切だと思います。

もしも、「そんな仲間はいないな…」と感じるのであれば、『カウンセリングこころの羽』の心理カウンセラーにその役割をお任せいただけませんか?

『カウンセリングこころの羽・札幌篠路店』岡本教兵

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