心理カウンセリングや心理カウンセラーに対する不安を感じたときに…~カウンセリング業界の裏話~ | 札幌のカウンセリング こころの羽

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心理カウンセリングや心理カウンセラーに対する不安を感じたときに…~カウンセリング業界の裏話~

こんにちは。札幌市北区にある『カウンセリングこころの羽・札幌本店』の岡本です。

最近、ネットのニュース記事を中心に「心理カウンセラー」とは…というテーマで盛り上がっている(?)状況を耳にします(汗)

発端は、とある大学教授が書いたネットニュースの記事のようですが、「公認心理師」なのか「公認心理師」ではないのかをサービス利用の基準として考えるべき…という主張に現役の民間カウンセラー(公認心理師ではないカウンセラーたち)が反論したことがきっかけとなったようです。

カウンセリングをしている女性カウンセラー

◆そもそも心理カウンセラーの役割とは

ここ数ヵ月の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)影響などにより「こころのケア」は様々なメディアや行政からの発信でも耳にするようになっています。

この状況は日常生活で「様々な我慢」が増えたことやコロナ影響による生活環境、労働環境の変化、経済的な影響などによりストレスが増加したことで体調やこころの不調を感じている方が増えたことによるものと実感しています。

実際に私たち『カウンセリングこころの羽』としては、新規のご予約も増加傾向にあり、在籍カウンセラー総出で担当させていただいている状況です。

私たち心理カウンセラーの役割としては、ご相談者さまからのお話を聴かせていただくなかで問題解決のヒントを一緒に見つけたり、生活環境や職場環境、物事のとらえ方などの改善点を見つけて「こころを軽くすること」だと考えています。

このようにご相談者さまの人生に関わるお仕事だからこそ、心理カウンセラーとしての資格取得を目指して学び、実際に認定試験に合格したうえで相談業務(心理カウンセリング)を担当させていただくわけなのですが…
ここでその「資格」についての考え方が論点となったのが今回の騒動なのです。

医師とカウンセラーの違いとは

◆公認心理師とは

2018年9月9日に第一回試験が実施された心理職としての「国家資格」です。

それまでは「臨床心理士」という民間資格が医療機関や学校などで「心理職」として活動するための判断基準となっていましたが、ようやく「国家資格」がつくられたわけです。

この「公認心理師」や「臨床心理士」の資格を取得するためには大学院での修士課程を修了する必要があるなど、若い頃から心理職をこころざし、学んでいたことが必須となります。

その条件に当てはまる方は非常に素晴らしいことで、尊敬に値するものだと思います。
(知り合いの方々のなかに公認心理師さんが何名かいらっしゃいますが、皆さん非常に頭がよく、尊敬に値する人物だと感じています。)

というのも、私自身、カウンセリングルームの代表を務めさせていただいておりますが、残念ながら公認心理師の受験資格を得られる指定大学(大学院)へ通っていたわけではありませんので、公認心理師を得るためには最低でも6年以上かかるのです(汗)

もちろん、心理カウンセラーとしてのお仕事をさせていただくにあたり、選択肢として考えなかったわけではありません。

しかしながら、私自身のルーツとなった「父のうつ病による自殺」という原体験を考えたときに「うつ病」に至る前の段階で「気軽に相談できる場所」は必要不可欠だという思いで「カウンセリングルーム」の開業を優先しました。

もちろん、最終的には大学へ通う時間や大学院まで通うための費用などを考えたときに選択肢から外さざるを得なかったという現実的な問題・課題もあったことも確かです。

ご相談者さまを騙すつもりも過剰に期待させるつもりもありませんので、はっきり書かせていただきますが、『カウンセリングこころの羽』では、公認心理師や臨床心理士資格を保有していることを在籍条件にはしておりません。
(ご相談者さまに安心してご利用いただくためにカウンセラーのプロフィールにも保有資格や経歴などは掲載させていただいております。)

その一方で、仮に公認心理師や臨床心理士資格を保有している方であっても「本当の意味でご相談者さまの気持ちに寄り添うこと」が出来ない方については在籍いただかないというポリシーを貫いております。

これは、私自身の体験で「医師免許」や「心理師資格」を持っていても人のこころに寄り添えない人物もいる。ということを痛感したからこそであり、世の中に必要なのは「資格」よりも「ご相談者さまの力になりたい」という心なのではないかと考えているからこそです。

矛盾する矢印

◆あなたの悩みの適切な相談場所は?

ここで一度、話を「悩み相談」における業界の全体像に広げてみます。

「うつ病」や「不安障害」(適応障害)などの“病気”と呼ばれる状況に限らず、心の問題を原因とする不調を実感したときには専門機関への相談を考えることになると思います。

しかしながら、実際に「どこ」に相談したら良いのかは非常にわかりにくく悩む方も多いのではないでしょうか。

そこで、概要ではありますが、それぞれの相談場所にどのような特徴があるのかをご紹介させていただきますので、あなたにとっての相談場所が「どこ」が適切なのかをイメージしていただけると嬉しいです(^^)

精神科病院-メンタルクリニック-心療内科-公認心理師-臨床心理士-心理カウンセラー-コンサルタント

(↑心理カウンセラーは、公認心理師とコンサルタントの中間に位置するような立場と考えると分かりやすいかもしれません。)

①精神科病院

20床以上の入院施設を備えている「病院」となります。
心の病を扱う病院であることはもちろんですが、「幻覚」や「幻聴」「致死願望」など比較的重い症状がある場合の選択肢となることが多いです。

②メンタルクリニック

精神科病院の基準となる20床を下回る入院施設である病院や入院施設を持たない病院を指すものとなります。
基本的には外来が中心となりますので、症状が重い場合には「転院」が必要になることもあります。

③心療内科

こころの負担(ストレス)を原因とした不調に関する診断やお薬の処方をしてくれる病院です。
比較的軽い症状の場合や初期段階での「心の病」の相談を主な専門としています。
カウンセリングルームと比較対象になりやすい病院かもしれませんね。

④公認心理師(臨床心理士)

ここからは、「病院」などの施設というよりも「誰」に相談するのか…という視点になります。
基本的に医療機関に在籍しているカウンセラーは「公認心理師」か「臨床心理士」である場合が多いです。

医師や看護師と連携をとりながら、心理検査や心理教育と呼ばれる範囲を担当することとなります。
公認心理師や臨床心理士へ相談したい場合は、医療機関を利用すると保険適用の対象となる場合がありますが、心理師個人として運営しているカウンセリングルームの場合は保険適用にならないこととあわせて料金設定が割高になる場合が多いと感じます…。

資格取得のために時間とお金がかかっているので必然的な対価だともいえますが、現実的に「継続利用」する前提だと難しいと感じるかたも少なくないかもしれません。

⑤心理カウンセラー

ここが最近のネットニュースやSNS上で論争となっている部分ですね(汗)

心理カウンセラーには大きく分けると2パターンあると思います。

「資格保有」か「無資格」かです。

「心理カウンセラーなのに無資格!?」と驚かれる方もいらっしゃるかもしれませんが、実際に少なくないようです…。

インターネットの検索で見つかるカウンセリングルームも個人で営業していらっしゃる方、通信教育で取得できるカウンセラー資格のみで運営している方など、思わず「えっ!?」と驚いてしまう方も見受けられます…。
もちろん、資格と能力は必ずしも一致するわけではありませんので、偏見を持つこと自体が間違いなのかもしれませんが、運営しているのが「個人」なのか「法人(会社)」なのかも重要なポイントなのかな…と感じます。

尚、私たち『カウンセリングこころの羽』は、正直なところ医療機関に在籍している公認心理師さんと比べると「知識」の面では勝ち目がないかもしれませんが、それでも資格保有者のみが在籍しており1日あたりの担当件数(実務経験)は病院などの施設に勤めている心理師さんよりも圧倒的に多く、運営団体も法人(会社)となります。
そのような意味ではご相談者さまにとっても安心してご利用いただけるのではないかと思います。

細かい話ですが、お会計のときにレシートも印刷されますしね。笑
(利用してもレシートなどを発行していないカウンセリングルームも意外と多いのではないでしょうか…汗)

⑥コンサルタント

最後に「コンサルタント」についても書かせていただこうと思います。

「コンサルタント」についても「キャリアコンサルタント」や「中小企業診断士」などの国家資格保有者以外は、事実上の「無資格」(または民間資格)ということになります。

そういった点では心理カウンセラーと似ている立場なのかなと思いこの表に加えさせていただきました。

「コンサルタント」は、その方の社会経験や学んだ知識などで顧客へのサポートを行うお仕事です。

そこにはご相談者さまが「必要」としている知識を保有していれば利用する意味があると考えられますが、公認心理師以外の心理カウンセラーは、この「コンサルタント」に近いお仕事かもしれません。

専門知識が「経営」ではなく「メンタル(こころ)」であるという点では大きく異なりますが、実際に「相談する価値がある」か「相談する価値がないか」は、その方の知識や経験に裏付けされた発言の信頼度によって異なるのではないでしょうか。

そういった意味でも「誰」に相談するのかは、プロフィールなども確認しながら自分自身の目で確かめてみることも大切なのかもしれませんね。

◆最後に…

非常に長い文章となってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございます。

「こころの悩み」は、なかなか相談する場所が見つけにくく、担当するカウンセラー(心理師)との相性も重要となってきます。

日本の心理師制度の傾向として「医師」の代わりができるような人たちを増やしたいと思っているのかな…と思いますが、残念ながら医師にも話やすい方と話しにくい方がいらっしゃるのは皆さまも実感しているところではないでしょうか。

私たちのような「カウンセリングルーム」は、医療機関と身近な方々(家族や友人など)の中間に位置する「相談相手」かもしれません。

それがあなたにとっての「ちょうどいい」存在であれば、とても嬉しいです。

もちろん、私たち『カウンセリングこころの羽』もまだまだ成長が必要だと自覚しておりますし、これからも社内での勉強会などでもカウンセリングの質を向上させる努力が不可欠だと考えています。

それでもご相談いただく皆さまのお悩みを伺い、こころに寄り添うことでサポートしていければと考えておりますので、まずはお気軽にご相談くださいませ(^^)

『カウンセリングこころの羽・札幌本店』岡本教兵

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