危機的状況から考えるリーダーシップ〜心理カウンセリング視点で考える日常〜 | 札幌のカウンセリング こころの羽

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危機的状況から考えるリーダーシップ〜心理カウンセリング視点で考える日常〜

こんにちは。札幌市北区にある『カウンセリングこころの羽・札幌本店』の岡本です。

緊急事態宣言の全面解除から一週間以上が経過したものの北九州市や東京都など感染者の増加傾向に油断できない日々が続いておりますね…。

もちろん、私が生活をしている札幌でもまだまだ油断できない状況だと感じています。

これは、実際に第二波を経験したからこそなのかもしれませんね(汗)

改めてこの数ヶ月を振り返ってみると生活している地域によって住民のモチベーションや政府の方針に対する協力姿勢に違いがあったようにも感じます。

そこで今回は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に伴う危機的状況への「リーダーシップ」の在り方について心理カウンセリング視点で考えてみようと思います。

リーダーシップを発揮するビジネスマン-男性-女性

◆ポイント1.発信力

これは「情報発信」に対する早さや正確さなど、インターネットが普及している現代においても重要な要素だと感じます。

実際に新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が広がっていった初期段階では、信頼性が低いものも含めて様々な情報が溢れる状況になっていました。

この時期に私自身も「どこの情報を信じるか」は悩むポイントでしたし、国や地域のリーダーはどのような手段でどのような情報を発信するのかが重要な役割ですよね。

共感し合う仲間たち-たくさんの人の手

◆ポイント2.共感力

長く続いた外出自粛や休業要請など、私たち住民の生活に直結する対策をうつ場合は、その大変さや苦しみに対して「共感」して欲しいもの。

この「共感」する力があるリーダーとないリーダーの差が今回のコロナ対策では明確になったように感じます。

幸い北海道の鈴木知事については、この「共感力」も非常に高く、夕張市長時代の報酬減額のエピソードなどを知ったことによっても「この人となら一緒に頑張ろう」という気持ちが自然と湧いてきました。

承認されて喜ぶ人-男性のシルエット

◆ポイント3.承認力

今となっては様々な場面での批判のマトとなりがちな「(通称)アベノマスク」に関連する政府の失敗が痛々しかったことが記憶に新しいですが…。

国民がマスク不足を「自作マスク」などで補っていったことや止まっていた輸入が増えたことなどで市販されるマスクの価格が下がったり、在庫状況が改善したことを国民全体への配布も終えていない時点で「政府がマスクを配った効果」と断言していたことには正直、呆れてしまいました(苦笑)

そこは、“たてまえ”だったとしても「国民の皆様の努力のお陰で…」などの表現は無かったのかな…と思ってしまいますよね。

指導力のある人物からの握手-男性の手

◆ポイント4.指導力

外出の自粛や休業要請など、痛みを伴う協力には指導力(説得力)は重要なもの。

先のことを見据えた発言や状況を冷静に分析したうえでの指示、協力要請になっていたかということは各地方自治体の住民からの協力姿勢に大きく影響していたように感じます。

カウンセリングをしている女性カウンセラー

◆心理カウンセリング視点で考えると…

今回ご紹介した4つのポイントを心理カウンセリングの中でも実際に活用される『自己実現理論』(別名:マズロー5段階欲求説、欲求の段階説)に当てはめてみると重要性を実感することができます。

自己実現理論-カウンセリングこころの羽

まず、「発信力」ですが、感染が拡大していくときには感染予防や拡大防止のためにも正確な対処方法を知ることで「安心」できることが重要です。

これは「安全の欲求」を満たすためのポイントになります。

次に「共感力」。

これは「社会的欲求/帰属欲求」を満たすためのポイントです。

共感のないリーダーシップは、「ただの命令」になりがちですが、共感的な姿勢を示すことで仲間意識を引き出し、欲求を満たすことに繋がります。

次のポイント「承認力」。

これは「尊敬、評価の欲求」を満たすことに繋がります。

そして、住民一人ひとりの心が、ここまでが満たされることで「指導力」が受け入れられると考えることができるのです。

このように4つのポイントは、それぞれの欲求段階を満たすために必要不可欠なものではないかと考えます。

さらに、コロナ影響で職を失った方や生活に大きな影響があった方については、1段階目の「生理的欲求」を満たすための生活保障や経済支援が大切だと考えることもできますよね。

政府関係者のなかにこのような心理学的なアプローチを考える立場の方がいるかは不明ですが、住民との関係が上手くいっている地域のリーダーは、しっかりと気持ちを満たす行動や発言をしているのではないでしょうか。

このように心理学の理論を活用することでコミュニケーションをスムーズにしたり、相手の心に届く発言ができるもの。

あなたの日常に活かすと、どんな効果が得られると感じますか?

『カウンセリングこころの羽・札幌本店』岡本教兵

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