札幌市北区にある『カウンセリングルームこころの羽』の岡本です。
今年も早いもので6月に入りましたね。
毎年、この時期になると「もう1年の半分近くが終わったのか(汗)」と思ってしまうのですが(笑)
出会いや別れの季節でもある「春」が終わり、初夏に入って来ましたので、
今日は、人から受けた「恩」に対する考え方を書いてみようと思います。
初めに『恩返し』についてですが、ご恩を受けると言うことは自分よりも目上の人に助けてもらったり、フォローしてもらったりと言う場面が多いかも知れません。
私自身も気をつけているのは「恩を仇で返す」ようなことだけは無いようにしなくては…ということ。
そのためにも大切にしていることは、まず「感謝」をしっかりと伝えることを心がけています。
「助けてくれてありがとうございます。」「助言を下さって、ありがとうございます。」などなど
そのシチュエーションによって変わってくる部分だと思いますが、すごく大切なことだと思います。
その反面、相手と遠く離れてしまって連絡がとれない場合や親へ恩返ししたいと思った時に既に他界していたり…
と、世の中には思うようにいかない場合、筋を通せないと感じる場合もありますよね?
そんな時に私が意識しているのは、『恩送り』と言う考え方です。
多くの場合は、ご恩を受けることは目上の方からの場合が多いので、そもそも恩返しすることも難しい時にも同じように考えるのですが、
「自分が受けた恩」を助けてくれた本人へ返すのでは無くて、当時の自分と同じような境遇にある人を助けることで繋げていく。
と言う考え方が『恩送り』です。
この恩送りを続けていくことで元々の助けてくれた方の気持ちをどんどん広げていくことが出来る。
世の中が少しずつでも良い方向へ向かっていく。
そんな「きっかけ」を作っていくことが人から受けた恩に報いる一番の方法なのかも知れませんね(^^)
『カウンセリングルームこころの羽』岡本教兵