成長する考え方と成長できない考え方の違い〜心理カウンセリング視点で考える日常〜 | 札幌のカウンセリング こころの羽

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成長する考え方と成長できない考え方の違い〜心理カウンセリング視点で考える日常〜

こんにちは。札幌市北区にある『カウンセリングこころの羽・札幌本店』の岡本です。

日常生活の中で「成長」というのは、永遠のテーマの一つかもしれません…。

私自身としても心理カウンセラーとしても経営者としても「もっと成長するためには」ということを日々考えていますし、きっと「ゴール」は無いのだと覚悟しています(笑)

以前、異業種交流会に参加させていただいた中でお世話になったことのある有名経営者の方がお話していた表現として…

人生にあるのは「成功」と「失敗」ではない。人生にあるのは「成功」と「成長」だ。
諦めなければ、失敗は成長にしかならない。

というものが今でも印象に残っています。

最初にこの経営者の方とお会いしたのは、私がサラリーマンの時だったので、その方の考え方や想いに共感して「よし、起業するぞ」と決意したことは今では良い思い出の一つになっています(^^)

ちょっと話が脱線してしまいましたが、今回は、この「成長」というのをテーマに心理カウンセリング視点で考えてみようと思います♪

こころの成長のイメージ-笑顔-怒り-不安

◆こころの成長って何だろう

「成長」には大きく分けて2種類…「体の成長」と「心の成長」があると思いますが、私自身も含め残念ながら体の成長という点では二十歳くらいまでで止まってしまうものです…。

もちろん、体を鍛えるという点では、年齢に限らずずっと続くものだとも思いますが…カウンセリングの専門分野から外れてしまいますので(笑)今回は、「こころの成長」に絞って考えていきます。

「こころの成長」と言っても実際には「脳の成長」と考えることができますね。

脳内では、様々な役割を持った部分が存在していて、それぞれが連携をとることで日常の活動を行なっています。

例えば記憶に関する機能を持つ「海馬(かいば)」や好き嫌いの認知を決める「扁桃体(へんとうたい)」理性的な判断をコントロールする「前頭葉(ぜんとうよう)」など、現代で判明しているものだけでもそれぞれ特徴的な「機能」を持っていることがわかります。

これらを「成長させる」と考えたときに重要なのが「どんな目的を持つか」を明確にすることだと思います。

例えば、人間関係、コミュニケーションの面で「成長したい」と考えた場合でも、相手が話してくれた内容をしっかり記憶することで信頼関係を強くしたいのであれば、成長させる必要があるのは「海馬」になるかもしれません。

それとは違って、様々なコミュニケーションの場面で「緊張」や「不安」を感じてしまい、自分で自分をコントロールできなくなることが悩みなのであれば、「前頭葉」を成長させる必要があるかもしれません。

またまた別のパターンで考えてみると、そもそも対人恐怖症になっている傾向が強く、人と話すこと自体に恐怖を感じている…ということであれば、「扁桃体」へのアプローチでコミュニケーションや人間関係に対する考え方、捉え方を成長させる必要があるかもしれません。

このように仮に同じ「目的」に思える場合でも実際に意識する方向性は、まったく異なるものになってくるのです。

「脳トレ」という言葉が一時期ブームになりましたが、心理カウンセリングでサポートさせていただくこともある意味での「脳トレ」なのだと思います。

筋肉や体を鍛えるための「スポーツジム」でパーソナルトレーナーの指導を参考にしながらトレーニングを進めていく…。

このカタチは、心理カウンセリングにおけるご相談者さまと心理カウンセラーの関係に似ているな…と思うことがあります。

もちろん、心理カウンセリングの場合は、「負荷の掛け方」が筋トレとは違って穏やかなものが中心ですので、「トレーニング」というよりも「ストレッチ」や「マッサージ」くらいの方が内容とイメージの両方が合うのかもしれません。

「目的を明確にすることの大切さは分かったけれど、どんなことを意識したら良いの?」と感じた方のために今回は、少しだけ具体的なテクニックの部分もご紹介してみようと思います。

存在否定のイメージ-Noを持つ人

◆やっていませんか?存在否定

お仕事や学校、家庭など日常生活の中で「失敗した」と感じる場合についついやってしまいがちな考え方として「私はダメな人間だ」と自分自身の存在を否定してしまうというものがあります。

この存在否定攻撃が自分に向くだけなら“まだマシ”かもしれませんが、上司や親の立場だったときに「お前はダメな人間だ」と他人に対して攻撃してしまうことがあるとしたら、それは“逆効果”かもしれません。

人は、存在否定されていくと「どんどん自信を失っていく」という傾向があります。

この“自信”は、“自己肯定感”という言葉であらわすこともできますが、「こころの成長」のためにはとても大切なものになります。

では、どのように考えることが効果的か…というと…

【失敗は存在を否定するのではなく、“行動”を見直す】

という考え方です。

“失敗”を実感するときには何らかの“行動”を伴っている場合がほとんどです。
(これには「何もしない」という“行動”も含みます。)

人は、“失敗”と感じたときに、その“行動”ではなく、その行動の原因となった自分自身の性格や価値観に問題を見つけようとしてしまいがちです。

それは確かに“ある意味では正しい”のかもしれません。

ただし、“効果的ではない”ことも把握しておく必要があると感じます…。

ここで少し客観的に考えてみていただきたいのですが…何かに「失敗した」と感じた場合に大切なのは、「原因の特定」でしょうか?

それとも「行動の改善」でしょうか?

これは、「原因の特定」自体が「行動の改善」を目的とした途中段階であることに気づくと答えは明確なのではないかと思います。

原因を特定することは、正しい行動改善につなげるためには確かに大切なことです。

ただし、実際には、原因の特定をすることによって「自暴自棄」になってしまったり「自己否定」になってしまったり…そこで気持ちやモチベーションが低下してしまい、実際の行動改善の段階までたどり着けないことも少なくないのではないかと感じます。

まずは「行動の改善」に目を向ける。

それが、“成果”につながる近道かもしれませんね。

夕焼けの海を歩く大人と子供

◆大人の成長と子供の成長の違い

大人よりも子供の方が成長が早いイメージは誰もが持っているかもしれませんが、「成長するパターンの違い」については意識しているでしょうか?

価値観が未成熟な子供は、正解が何なのか分からないからこそ、周囲の大人や親の反応から「正解」がなんなのかを身につけていきます。

その一方で日本の場合、大人は口に出して褒め合う文化が定着していないので、自分自身の価値観で自分で自分を褒めていく必要があるのではないかと感じます。

もちろん、身近で夫や妻などパートナーが褒めてくれる環境や上司や先輩が褒めてくれる環境の方はラッキーですよね。

自然と「これが正解なんだな」と実感を持ちやすいと思います。

しかしながら、そのような恵まれた環境になることは低い確率だとも感じます。

それは、日本特有の価値観として「個人を褒める」よりも「一般論に合わせる」という価値観の方が強く意識されているからかもしれませんね。

一般論に合わせていくと自己肯定感は低下しがちになります。

その結果として「本当の意味での成長」に繋がりにくくなっていくことも大人の場合の“成長”の特徴かもしれません。

あなたは、自分自身のことをしっかり褒められていますか?

『カウンセリングこころの羽・札幌本店』岡本教兵

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