在宅勤務・テレワークの落とし穴〜心理カウンセリング視点で考える日常生活〜 | 札幌のカウンセリング こころの羽

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在宅勤務・テレワークの落とし穴〜心理カウンセリング視点で考える日常生活〜

こんにちは。札幌市北区にある『カウンセリングこころの羽・札幌本店』の岡本です。

日本に限らず世界中で様々な影響を及ぼしている『新型コロナウイルス』北海道内では「緊急事態宣言」も終了し、私が住んでいる札幌でも少しずつ日常を取り戻しつつある印象がありますが、日本全国で見てみると「まだまだこれから」と感じてしまうような感染拡大が続いています。

私たちカウンセリングルームでも影響は現れており、以前は「発熱」や「家から出られないほどの体調不良」でご予約キャンセルとなることはありましたが、このご時世だと「鼻水」「くしゃみ」でもご予約キャンセルのご連絡をいただくこともあります。

以前だと「気にしない範囲」でもしっかり意識するようになっているのが、ここ最近の傾向かもしれません。

これは私たち心理カウンセラーとしては、ご相談者さまが『カウンセリングこころの羽』のことも大切に想ってくださっているからこその気遣い、心遣いだと受け止めておりますので、体調が回復された際にはご遠慮なく再予約いただけると嬉しいです(^^)

※尚、以前よりホームページ上でもご案内させていただいている通り『カウンセリングこころの羽』としては、感染対策として机や備品の除菌や換気なども徹底しております。
体調に心配がない方は通常通りお越しいただいて大丈夫ですのでご安心くださいませ。

今回のブログでは、『新型コロナウイルス』によって変化したことの一つとして「テレワーク・在宅勤務」について心理カウンセリングの視点で考えてみようと思います。

Googleを開いているノートパソコン-在宅勤務のイメージ

◆テレワークで体験する在宅勤務のメリットとデメリット

ここ数年で「働き方改革」が話題になることも多く、大手企業を中心として会社に出社しなくても仕事をできる仕組み『テレワーク』が広がりつつあったと感じます。

その一方で、その流れは日本全体でみるとごく一部で、私が住んでいる札幌に限定してみるとかなり限られた条件(大手企業やフリーランスなど)の方たちだけが準備できているような状態だったのではないかと思います。

そんな状態がここ最近の新型コロナウイルスの影響で急激に変化しているように感じます。

実際に『カウンセリングこころの羽』でも普段、対面での心理カウンセリングをご利用いただいているご相談者さまから「コロナの兼ね合いでオンラインで…」とのご要望をいただくことも増えていますし、一部ではWEBカメラやヘッドセットマイクが品薄になるなどの影響も出ているようです。

この流れは、少しずつ広がっていた印象はありますが、このタイミングでこれほど広がるというのは想定外でしたし、そのことに戸惑っている方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

カウンセリングのようにご自身の判断でオンラインへ切り替える方は、心理的なストレスは少ないかもしれませんが、会社の事情や会社の指示で「テレワーク」になっている方は、その変化に戸惑うことも多いかもしれません。

ここで、私自身の経験も踏まえて改めて「在宅勤務」のメリットとデメリットを整理しておきたいと思います。

<在宅勤務のメリット>

  • ・通勤時間の短縮
  • ・交通費削減
  • ・自分のペースで仕事ができる
  • ・自分宛以外の電話がかかって来ない
  • ・家事とのバランスがとりやすい

<在宅勤務のデメリット>

  • ・スケジュール管理の難易度が上がる
  • ・集中できるときと集中できない時の差が激しくなりがち
  • ・サボることができてしまう
  • ・メールなどでの報告の手間が増える
  • ・勤務時間とプライベート時間の線引きが曖昧になりがち

いかがでしょうか?
他にも人それぞれの価値観や環境、仕事の内容によって色々なメリットやデメリットが生じそうですよね。

ノートパソコンとメモ帳-テレワークのイメージ

◆心理カウンセリング視点で考えるテレワークのポイント

今回ご紹介するのは、「心理学」ではなく「脳科学」の分野からのヒントになりますが…

在宅勤務の難しい部分として、「オンオフの切り替え」という点があります。

例えば、仕事をスタートする時…会社に出社していれば、他のスタッフに挨拶をすることで「よし、仕事するぞ」という気持ちに切り替わりやすいかもしれません。

また、仕事が終わる時にも「お先に失礼します」と言って会社を出ることで「よし、ここからは自由な時間だ」という気持ちに切り替えやすいかもしれません。

これらは、通常の勤務体制だと「当たり前」のこと過ぎて普段は意識していない部分だと思いますが、「在宅勤務(テレワーク)」の体制だと、そもそも発生しないイベントなのです…。

もちろん、テレビ電話などで「朝礼」をやったり「終礼」をやるようなルールであれば、多少の切り替えは行いやすいかもしれませんが、それができている会社は少数派かもしれませんね(汗)

そうなってくると、いよいよ「気持ちのオンオフ」が上手く切り替えられない状況になってくる可能性があります。

まず、朝の「仕事モード」への切り替えが上手くいかないと、仕事に対する集中力が発揮できない可能性が考えられます。

その結果、ミスが増えたり、仕事のスピードが遅くなるなどのデメリットも発生してしまいそうですよね(汗)

そして、仕事終わりの「プライベートモード」への切り替えが上手くいかないと、リラックスできない状態のまま夜の時間帯に入ることになり、結果として睡眠の質が低下したり、常に緊張状態でストレスが溜まりやすくなるなどのデメリットも発生するかもしれません。

これらの状況を軽減するために大切な考え方として、自宅の中で「仕事の空間」と「私生活の空間」を分けるという方法があります。

「え?当たり前じゃない?」と感じる方もいるかもしれませんが、事前準備がない状態で在宅勤務に切り替わると、普段、食事を食べているテーブルにパソコンを置いて仕事をしている人も多いかもしれません。

なぜ、これが大切なのかというと…“人の頭(脳)は、場所と行動を関連付けて記憶するという特徴があるから”なのです。

つまり、普段、ご飯を食べる場所は「食事をするところ」。
普段、くつろいでいるソファーは「リラックスするところ」。
というふうに記憶しており、“その場所”にいると自然と“習慣付いた行動”をとりたくなるのです。

こう考えると…あなたにとっての「自宅」は、“仕事をする場所”なのでしょうか?
それとも“くつろぐ場所”なのでしょうか?

在宅勤務は、多様な働き方という意味では私自身も“賛成派”ですが、要注意ポイントをしっかり意識しておかないと仕事の生産性が低下するだけでなく、自宅でのプライベートの質も低下する可能性があります。

もちろん、急に「書斎」を用意する…というのも現実的ではないと思いますので、まずはテーブル一つでも良いので「仕事をする場所」を固定して、あなたが本来持っている集中力や様々な能力を最大限に発揮してみてくださいね(^^)

テレワークでの仕事の質向上も大切ですが、メンタルヘルスの視点も意識できていますか?

『カウンセリングこころの羽・札幌本店』岡本教兵

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