コロナ対策で夫婦喧嘩?心理カウンセリング視点で考えると… | 札幌のカウンセリング こころの羽

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コロナ対策で夫婦喧嘩?心理カウンセリング視点で考えると…

こんにちは。札幌市北区にある『カウンセリングこころの羽・札幌本店』の岡本です。

新型コロナウイルスの影響は、もはやアジアだけの問題ではなくヨーロッパやアメリカなど全世界に広がっています…。

そんななかで私たちが住んでいる札幌も含む「北海道」では「緊急事態宣言」が続いている状況で先週末も外出の自粛が要請されるなど、なかなか「日常生活」に戻れない日々が続いていますね…。

このように「自宅にいること」が増えると比例して多くなりがちなのが「夫婦喧嘩」かもしれません(汗)

そこで今回は、「夫婦ゲンカ」を一つのテーマとして人間関係、コミュニケーションについて心理カウンセリング視点で考えてみようと思います。

ハートの飾り-恋愛

◆価値観の違いって…?

「立場」が違えば「価値観」が違うことは自然なことかもしれません。

さらに「これまでの体験」というのもその人の価値観を作るうえで見逃せない要素となります。

心理カウンセリングには『パーソナリティ理論』と呼ばれる考え方がります。

パーソナリティ理論-カウンセリングこころの羽

この『パーソナリティ理論』という考え方は、人の「パーソナリティ(個性や性格)」を一つの塊としてとらえるのではなく四段階の構造としてとらえることに特徴があります。

これらは、中心から順に…

「気質」…生まれながらにして持っている性格や体質。変化しないもの。

「気性」…育った環境など、長い期間をかけて身についたその人の価値観や傾向。変化するためには時間が必要。

「習慣」…生活習慣や行動・思考の習慣など、意識的、無意識的にとっている考えや行動。

「社会的役割」…社会における立場や役割。例えば、家庭内では「夫」。職場では「課長」など

という4つの段階に分類されます。

一般的に言われる「価値観」が、この4つのどの段階なのかという点については、状況やその人の人生経験や現在の立場によって異なってくる部分ですよね?

ウイルス-バクテリア

◆最近の新型コロナウイルスに関する状況を例にあげると…

夫:せっかく家族が揃っているので、週末はどこかに出かけたい。

妻:外出自粛要請が出ているので、自宅にいるのが当たり前だと考えている。

このような考え方(価値観)の違いがあったとします。

それぞれの考え方をどのように分析できるかと言うと…

夫の考えとしては、日常的に「会社」へ公共交通を使って通勤しているので、感染するときは感染する。
別に週末の外出自粛が自分の感染確率に影響することはないと思っている。
それであれば、せっかくの休日なので家族揃ってどこかへ出かけて楽しい時間を過ごしたい。

妻の考え方としては、専業主婦で子供たちが学校もお休みなので毎日の生活で負担が増えている。
確かに気分転換はしたいが、週末の外出で日常の「努力」を無駄にしたくない。
万が一、子供たちが感染したら…と思うと不安が膨らむ。

このように日常生活での「習慣」やそれぞれの「価値観」を明確にしてみるとそれぞれの考え自体は、“自然”なものかもしれません。

その一方でお互いの価値観に大きな違いがあることも明らかですよね。

これは、生まれながらにして持っている傾向である「気質」も異なりますし、生まれ育った環境で身についた「気性」も違います。

そして、日常のなかで意識的、無意識的にとっている行動や思考「習慣」も異なる。

妻と夫という立場「社会的役割」も異なるので、物事の捉え方に違いが生じるのは“自然”なことと考えることができます。

こころのすき間を埋めるもの

◆日常のなかで生じる価値観の違いをどのように対処するのか

これは人それぞれで「方法」が異なる部分だと思いますので、このブログの中で紹介する方法を無理に取り入れる必要はありません。

それを踏まえたうえで、もしも「合いそう」であれば参考にしていただけると嬉しいです(^^)

今回のような新型コロナウイルスの例に限らず、日常生活の中では価値観のすれ違い、コミュニケーションが上手くいかないことは度々生じるもの。

そのときに一番「やってはいけないこと」は、相手の価値観を“否定”することです。

“否定”というと「お前の考え方おかしいんじゃないか?」「だからあなたはダメなんだ」などという全否定的な表現を想像してしまう方も少なくないかもしれませんが、そこまで極端な否定ではなくても自分自身の価値観、考え方と異なる場合には“ついつい”言ってしまいがちかもしれません。

例えば…「考えすぎだって」「自分のことしか考えてないよね」「こっちの気持ちも考えてよ」など、言っている本人には“否定”しているつもりがなくても言われた側は“否定”されたと感じてしまう表現は日常のなかに潜んでいるものです。

では、どのような表現が夫婦喧嘩を予防できるかというと「そう感じたんだね」「なるほど、そういう考え方もあるよね」などと一度、相手の考えを受け止めてあげること。

「あなたの考え方は“すべて正しい”」と言う必要も思う必要もありません。

そして「自分の考え方が“間違っていた”」と考える必要もないのです。

前述した通り、生まれもったものもこれまでの体験も異なるので何かの出来事に対して「どのように考えるか」は違っていて当たり前と考えることができます。

そのうえで、相手の考え方をすべて受け入れるのではなく「受け止める」こと。

相手の考え方を否定するのではなく、肯定的に「ちゃんと聞いていますよ」と態度を示すことがまずは大切です。

そして、お互いの価値観の中間的な「対処方法」を選ぶのも良し、どちらかの価値観を優先するのも良しということです。

いかがでしょうか?

まずは、ついついやっているかもしれない「相手への否定」を意識的にやめてみるだけでも夫婦喧嘩は減るのかもしれませんね(^^)

『カウンセリングこころの羽・札幌本店』岡本教兵

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