コロナ対策で気付く日常生活の大切さ〜心理カウンセリングの視点で見ると〜 | 札幌のカウンセリング こころの羽

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コロナ対策で気付く日常生活の大切さ〜心理カウンセリングの視点で見ると〜

こんにちは。札幌市北区にある『カウンセリングこころの羽・札幌本店』の岡本です。

今となっては、2回に1回くらいの頻度で「新型コロナウイルス」に関する話題をテーマにしている気がしますが…(汗)

それでも、やはり最近の印象に残るニュースの大半は、この「新型コロナウイルス」に関する話題になってしまうのも自然な流れかもしれませんね。

今回は、私自身の体験から最近のコロナ対策によって気づいたことやそれらの心理カウンセリング視点での分析をご紹介させていただこうと思います。

うつ病で落ち込む男性

◆コロナウイルスによって突然奪われた「当たり前な日常」

高校野球をはじめとした「全国大会」の中止や「東京ディズニーリゾート」や「USJ」の休園、WHOからの「パンデミック宣言」など…

前代未聞の状況が広がっている印象がありますが、それ以上に私たちの「こころ」への影響が大きいのは、やはり日常の変化ではないでしょうか。

卒業式の中止や縮小、学校の突然の休校、テレワークや時差通勤、減る来店客…。

「誰」が悪いというわけでもない部分だけれど、「仕方ない」と割り切るにはあまりにも大きな影響が発生していると感じます。

そして、その状況が「いつまで」続くのかも不明…。

この「先が見えない状態」(未来の想像や予測ができない状態)というのは、脳科学の視点で見ても非常に「不安」が膨らみやすい条件と一致します。

人の脳は、「見えない」「分からない」状態だと「恐怖」や「不安」を感じやすいものなのです。

オリンピック開催の年だったからこその影響なのか国や地方自治体でもどこか「バタバタ」と焦って対策を打っている印象を受けている方も少なくないのではないでしょうか。

こんな時こそ「リーダー」たる総理や知事の皆さまには落ち着いた対応をお願いしたいところではありますが、彼らも一人間…未体験の危機に対して焦ってしまうこともまた「仕方ない」ことなのかもしれません。

矛盾する矢印

◆心理カウンセリング視点で考える「今、意識するべきこと」

「こんな時だからこそ将来のことを思い描いて、自己研鑽に励みましょう!」と声を上げたところで、残念ながら人のやる気やモチベーションは引き出されるものではありません…。

と言うのも、このブログでも度々ご紹介しているアメリカの心理学者「アブラハム.H.マズロー」氏が提唱した理論『自己実現理論』(別名:マズローの5段階欲求説)に照らし合わせてみると分かりやすいように、人のこころはいくつかの段階が順に満たされていくことで、いわゆる「意識が高い状態」になっていきます。

自己実現理論-欲求のピラミッド

一番下にある“土台”となるものが『生理的欲求』です。

これは「3大欲求」(睡眠欲、食欲、性欲)とも呼ばれる人の根本的な欲求が当てはまる部分となります。

この欲求がある程度満たされていくことで次の段階の欲求である『安全の欲求』が現れやすくなります。

この安全の欲求は、「身の安全」という物理的な安全はもちろんのこと、「雇用の安全」や「財産の維持」「健康維持」といった「安心感」とも呼べる欲求を含む段階です。

つまり、最近の「新型コロナウイルス」からの影響を一番受けやすいのが、この『安全の欲求』ということになります。

新型コロナウイルスが話題にあがった初期段階であれば、「家族の安全」や「健康維持」のあたりへの影響が懸念される範囲だったのではないかと思いますが、これだけ緊急事態が長期化してくると「雇用の安全」や「財産の維持」にまで影響の範囲が広がっていきます。

その結果として、この『安全の欲求』よりも上の段階の欲求『帰属欲求』『尊敬、評価の欲求』『自己実現の欲求』が現れにくい状態へと陥っていくのです。

ここが一つの“ポイント”です。

例えば外出自粛で自宅にいるとき、『安全の欲求』に対する不安が大きい状態になると『帰属欲求』が現れにくいこととなります。

その結果、本来であれば家族と一緒に過ごすことができる貴重な時間であったとしても「家族」に対する意識は、沸いてきにくい状態となるのです。

具体例をあげると…「せっかく家にいるのに夫がずっとスマホを見ていて子供達とも遊んでくれない」「家族全員、自宅にいるけれど、それぞれが自室にこもって会話がない」といった状態に繋がる可能性があるということになります。

この状態を予防するために意識するべきこととしては、例えば、“外出が「不安」だったとしても自宅にいれば「安心」だよね。ということを強く意識してみる。”ということです。

もしくは、会社勤めの方であれば、「世の中が混乱している状況でも給与が保障されている…ありがたいことだな。」などと考えてみることも『安全の欲求』を満たすためのきっかけになるかもしれません。

それらに当てはまらない場合は、どうしたら良い?と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、人それぞれの環境のなかで「安心感」に繋がる“意識”を高めていくことが重要です。

私自身も札幌でカウンセリングルームを開業して間もない頃は、ご相談者さまからの予約も少ない状況だったので、自然災害やトラブルがあるたびに「預金通帳」を眺めながら「この金額があるということは、あと◯◯ヶ月は売上0でも持ちこたえられるな」などと自分自身に安心感を持たせて乗り切ったことがあります(苦笑)

正直なところ、それだけで「安心」できるわけではないのだと思いますが、少なくとも「不安」を膨らませるよりは「先のこと」「次の一手」を考えるための土台を作ることができます。

今回の新型コロナウイルス影響としては、一部のご相談者さまから体調不良に伴う日時変更やキャンセルのご連絡をいただく機会が普段よりは増えているものの、その時間はスタッフ間の打合せの時間にしたり…ブログを書く時間にしたり…と有意義に使うことができていると感じます。

そして、非常にありがたいことに比較的早い段階から「新型コロナウイルス」への感染拡大対策を明記させていただいた影響もあってか、ご予約の件数自体は、それほど大きくは減少していないという現状もあります。

もちろん、その分、感染拡大対策には気を引き締めて“徹底”して参りますが、少しでも気持ちの整理をするお役に立てれば非常に嬉しいと考えながら、全スタッフ、日々のカウンセリングを担当させていただいております。

『カウンセリングこころの羽』の感染拡大対策について→(札幌中央店のHPへ移動します)

まだまだ先行きが不明な状況ではありますが、「今」できることを一つずつ大切にしていくことが、次の段階へ繋がっていくと信じて進んでいくしかないのかもしれませんね。

『カウンセリングこころの羽』では、引き続き心理カウンセリングを継続して参りますので、「あれ?なんだか気持ちが上がってこないぞ?」と感じたときや日常生活でのストレスが溜まってきたときには、いつでもご相談くださいね(^^)

『カウンセリングこころの羽・札幌本店』岡本教兵

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