新型コロナウイルス…目に見えない不安に対応するには〜心理カウンセリング視点で考える日常〜 | 札幌のカウンセリング こころの羽

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新型コロナウイルス…目に見えない不安に対応するには〜心理カウンセリング視点で考える日常〜

こんにちは。札幌市北区にある『カウンセリングこころの羽・札幌本店』の岡本です。

連日のニュースで伝えられる新型コロナウイルスや肺炎の話題…。

海外渡航歴がない方でも感染してしまう「市中感染」の状態になってくると「いつ」「どこで」感染リスクがあるのかわからないという状況は、不安が膨らんでしまいますよね(汗)

そして、北海道の鈴木知事からの「新型コロナウイルス緊急事態宣言」。

この宣言を受けて『カウンセリングこころの羽』へのご予約の変更を希望される場合はご遠慮なくご一報くださいませ。

※すでにご予約いただいているご相談については、ご相談者さまからのお申し出がない限りは感染予防策などを行いながら予定通り実施させていただきます。

もしも日時変更やオンラインカウンセリング(電話相談やSkype、Zoomでのご相談)へ変更をご希望の方がいらっしゃいましたら、ご遠慮なくご一報くださいませ。

また、新型コロナウイルスの感染対策に関するお知らせ、ご案内については、『カウンセリングこころの羽 札幌中央店』のホームページ上に記載させていただきましたので、そちらもあわせてご確認いただけますと幸いです。

新型コロナウイルス感染対策に関するご案内(カウンセリングこころの羽 札幌中央店のHPへ移動します)

目に見えないウイルス

◆目に見えない不安に対する考え方

今回の新型コロナウイルスの感染拡大に伴う世の中の流れは、「想定外」の側面とこれまでの事例や日常的な出来事に当てはめることができる「想定可能範囲」の2種類があるのではないかと感じています。

「想定外」(私個人としての見解ですが…)としては…

  • ・中国で判明してから日本に広がるまでのスピードが思った以上に早かったこと
  • ・若年層には発症しにくい、重症化しにくいという情報があった中で北海道内としては若年層にも感染が広がっていること
  • ・マスクやアルコール消毒液の転売や高騰が激化していること

「想定可能範囲」としては…

  • ・オリンピック開催との兼ね合いなのか東京や北海道(札幌)では厳戒態勢へ向かっていること
  • ・感染の原因としてあげられた飲食店やイベント、ジムなどの利用者数が激減していること
  • ・感染自体を0にすることは難しく、感染者数の急増を避ける方針に国全体が向かっていること

などを私としては考えておりましたが、これは人それぞれで異なる捉え方をしている部分かもしれませんね。

ただ、想定可能範囲にあげさせていただいた内容に共通していることは…先行きが見えている人たちは意外と落ち着いた対応をとっており、先行きが見えない(予測できない)人たちは焦って行動しているように見えるという点かなと思います。

とくにここ数日で話題になっている「マスクやアルコール消毒液の次は、トイレットペーパーが不足するのではないか」という買い占め、まとめ買いが広がっているというのは、商品の生産や流通の仕組みを知っている方からすると「なぜ?」という疑問や「デマです」と断言できる状況のようです。

そういった誤った情報も一気に広がるという傾向は、SNSなどによる情報拡散ツールが普及した状況では、「現代の特徴」の一つなのかもしれません。

落ち着いた対応

◆落ち着いて対応するためには

前述した通り「先行きが見える状態をつくること」が大切になるのではないかと感じます。

人の脳は、「見えない」「分からない」ものごとに対して「不安」を感じるようにできています。

不安を感じると「ストレス」が発生します。

そして、ストレスが強い状況になっていくと免疫力を含む体調への影響が出てしまい、結果として避けたいと思っている状況(今回でいうと「感染」)につながっていくのかもしれません。

この結果を避けるためには、「正しい情報」をしっかりと選びながら、自分自身にできる予防策(今回でいうと「うがい」「手洗い」「しっかりとした睡眠」)を継続していくことが重要なのではないでしょうか。

「ウイルス」という普段は目に見えないものに注目が集まってしまうと「疑心暗鬼」のように何もかもが気になる状況にもなりがちかもしれません。

しかしながら、私たちに出来ることは「信頼できる情報を集めること」「効果的な対処方法を徹底すること」ではないかと私は考えています。

現代は、インターネットやSNSで様々な情報を集めやすい時代です。

その一方で、一番最初に目に入る情報は「正確な情報」というよりも「注目されている情報」であるという点に注意が必要です。

多くの人が注目している情報は、「信憑性が高い」と思う傾向(心理学において8つある行動原理のうち「社会的証明の原理」と呼ばれます)が人のこころにはありますが、その内容が正しいのかというと…場合によっては誤った情報かもしれないです。

だからこそ、デマや誤った情報に振り回されず、「正確な情報なのか」と考える視点を持っていきたいですよね。

偶然に視聴したテレビ番組によると新型コロナウイルスが最初に広がった中国、武漢に住んでいながらも家族全員が感染を逃れているご家族が意識していることは徹底した予防策なのだそうです。

例えば、うがい、手洗いは基本として、帰宅直後に洗顔やシャワーで全身を清潔に保つこと、衣類を都度洗濯するなど、日常の行動を適切なタイミングで徹底していることが家族全員の健康に繋がっているというお話は私自身としても非常に印象に残りました。

日々の生活の中で正しい予防策を継続していくことを大切に。

まずは、この不安が続く“緊急事態”を少しでも早く終結させることが私たち日本国民、北海道民、札幌市民にできる最善の行動なのかもしれませんね。

『カウンセリングこころの羽・札幌本店』岡本教兵

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