【うつギフ】私のメモ生活_φ(・_・ | 札幌のカウンセリング こころの羽

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うつ病体験記depression story

【うつギフ】私のメモ生活_φ(・_・

こんにちは。札幌市北区にある『カウンセリングこころの羽』のスタッフ小田です。

いよいよ、雪まつりとともに観光シーズン最高潮を迎えるはずの北海道でしたが、新型肺炎の流行で、各方面に様々な影響が出ていますね。
インフルエンザや風邪なども流行っていますので、みなさま十分お気をつけくださいませ。

今回は、闘病中に役立った、メモについてご紹介したいと思います。

イルミネーション-札幌

冬のお楽しみ  (小田撮影)

◆わたし、何歩下がりました?

これまでにも何度かご紹介させていただきましたが、私の特技はメモを取ることで、様々な能力が減退するうつ病闘病中も、自分の症状などを継続して記録していました。

闘病中に感じていたことですが、うつの「波」に飲まれそうになったり、溺れそうになったりしているうちに、自分の症状が以前より良くなっているのか、悪くなっているのか、だんだんと、わからなくなってくるのです。
この、自分の現在地がわからない状態というのは、迷路の中にいるようで、いっそう辛く感じるのです。

うつ病の回復パターンについて、「三寒四温(さんかんしおん)」という言葉がよく使われます。
三寒四温とは、本来は天気に関する言葉で、冬に三日ほど寒い日が続いた後に、四日ほど暖かい日が続き、これを交互に繰り返しながら、なんとか冬を乗り越えて春に移り変わるように、うつ病の回復過程では、時々、不調の時期が混じりながら、徐々に回復していくと言われています。

主治医も、カウンセラーも、きっと同じことを言うでしょう。
本にも同じように書かれています。良くなったり悪くなったりしながら、回復していくんですよと。

ほ、ほんとですか?
本当に私も、今、回復過程にあります?
私に気を遣ったり、気休めで言ってるんじゃないでしょうね…?

「三歩進んで二歩下がる」という歌のとおり、自分が三歩進んだ上で、二歩下がっていることがわかれば、少なくとも、一歩は進んでいると実感できますが、果たして、何歩進んで、何歩下がったものなのか。そんなことを現実的に考えてしまう自分がいました。

そんな時の解消法として思いついたのは、次の5つです。
1  主治医に聞く
2  カウンセラーに聞く
3  家族に聞く
4  友人に聞く
5  私のメモに聞く

露天風呂-雪だるま

やっぱり露天風呂だな(小田撮影)

◆そしてメモに聞いてみた

これらの方法は、「私に気を遣ったり、気休めで言ってるんじゃないでしょうね…?」というような疑いを払拭できるよう
① 私との信頼関係ができている
② 私の様子を、ある程度の頻度で見ている
③ 私が、自分の様子をきちんと伝えている
④ 私に「客観的」かつ「冷静」かつ「根拠を示して」伝えてくれる
⑤ 私が相手にそれを聞くことができる

という5つが揃った時にできる方法です。
スミマセン。④の「根拠を示して」って、ちょっと面倒くさいですか?
根拠といっても、そう難しいことを要求しているわけではないんです。「直感だけど」とか「これまでの経験から」とかで十分です。「直感だけど」は使う人が使えば、強力な根拠です。

となると、私の場合は、主治医、カウンセラー、メモが5つの条件を満たしました。
そして、気になった時に、何度も聞ける相手が「メモ」さまでした。

私のメモは、主治医やカウンセラーに、③の「自分の様子をきちんと伝える」の条件を満たすためにも役立つものでした。

◆いったい、何を書いてたの?

①体重②睡眠(最初に目覚めた時間、見た夢や目覚めの状況、最終的にベッドから起き出した時間)③食事時間と食事内容④体調(だるさや痛さを感じる部位とその程度)⑤その日に行ったこと⑥疑問や感じたこと⑦服薬状況⑧ベッドに入った時間

私のように、細かく書くことはおススメしませんし、体調や思考能力が万全でない中では、難しいことだと思います。

繰り返しになりますが、メモが特技で、メモ能力と客観的思考についてはあまり減退せず、メモすることに目的があって、嫌なことではなかったので、できたことです。
闘病中は、休養の妨げになるようなことや、何となく嫌だなぁ、やりたくないなぁということを「やめる」ことが、何よりも大切になります。

体調が悪い時には、「10時、24時、半分」の走り書きと、スマホで食事の写真を取れば、②③⑦⑧を再現することができるので、三日後に他の項目を思い出しながら後書きする時もありました。

①〜⑧にしたのも、客観的データを取る上で、自分の症状に必要な項目だと思ったからで、主治医やカウンセラーに勧められたわけではありません(むしろ急性期の頃なら、「いいから休んでなさい」と言われただろうな…。)

病院やカウンセリングに行く日は、主治医やカウンセラーにどのような話をするか、あらかじめ箇条書きにしたり、どのような話をしたのか、されたのかも、闘病当初は記憶にとどめておけずに、すぐに忘れてしまうので、走り書きしていました。

私にとっては、このメモが、自分の減退した能力を支え、自分を見つめて分析する鏡になり、オリジナルのリワークにもなったのです。

ゆるキャラ-ジンくん

ジンくん萌え(小田撮影)

『カウンセリングこころの羽・札幌本店』小田真実

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