【うつギフ】地味ごはん~体が求めるうつメシ~ | 札幌のカウンセリング こころの羽

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うつ病体験記depression story

【うつギフ】地味ごはん~体が求めるうつメシ~

こんにちは。札幌市北区にある『カウンセリングこころの羽』のスタッフ小田です。
やっと、お正月の食べ過ぎによる胃もたれが解消されてきました。何事も、し過ぎるとダメージが残る今日この頃です。

今回は、闘病中の食事についてご紹介したいと思います。
【うつギフ】の過去の記事で、「闘病中は、今まで当たり前のようにできたことができなくなった」とお伝えしてきました。

この「できないこと」には、能力差があって、回復する時期もそれぞれ違っていたのが意外でした。今まで得意だったことが全然できなくなる一方、今まで手を抜いてきた、家事の能力はあまり衰えなかったのです。

信号を渡るタイミングは躊躇するのに、掃除、洗濯、料理の手際がわからなくて混乱することは不思議とありませんでした。
うつ病を経験された方の中には、料理や掃除などの家事ができなくなる方もいますが、症状の重さの違い以外にも、人それぞれに衰える能力が一定ではなく、違いがあるのではないかと思います。

これまで得意だと思って、たくさん使っていた能力ほど、がくんと落ちて、どちらかと言えば平均以下かなと思っていた能力ほど、あまり落ちなかったというのが私の実感です。

うつ前の私の家事能力は、さぼり気味で平均以下でした(^◇^;)

料理-うつの時の家事

◆カンタン酢に救われて

私には、闘病中に毎食分の料理をする「時間」と「能力」がありましたが、「気力」と「体力」がありませんでした。

カタツムリのように布団をこんもりさせて、ジメジメしている時間や、起き上がってからも疲労感からソファで横になって、動けない時間があったのです。
やっと動ける状態になって、一から料理を作る気にはなれません。

なるべく簡単に、それでいて健康的で満足感のあるご飯を用意したいという私を救ってくれたのが、『カンタン酢』さまです。
これまで、酢の物を自分で作ることはほとんどなく、サラダや漬物が副菜でした。

「カンタン酢で簡単においしい酢の物が作れる」という話を聞き、試したところ、野菜を切ってカンタン酢に付けるだけで、本当に美味しい酢の物ができました。

私の定番は、白菜4分の1個(茎を中心に使う)、きゅうり3本を適当な大きさに切り、ボウルに入れてカンタン酢を回し入れ、ボウルより一回り小さいお皿をひっくり返して、切った野菜の上に乗せて冷蔵庫に入れるという、手順をわざわざ書くのも申し訳ないような、簡単副菜を週に一回まとめて作っていました。

こんなにも映えない写真を載せていいのかわかりませんが、こんな感じです ↓

白菜ときゅうりの酢の物-うつごはん

◆突然訪れた「酢ブーム」

この簡単副菜を冷蔵庫に常備しておくだけで、なんとなく安心感があります。酢の物なんて、温泉旅館の夕食でしか食べていなかったのに、突然訪れたマイブーム。

「酢飯、食べてみようかな。」

酢飯は、手巻き寿司かちらし寿司の時に作るもので、普段の白飯の代わりに食べる発想なんてなかったのですが、急に思い立って、炊きたての白飯にすし酢を混ぜてみます。

「おいしい…。なんか、地味においしい。」

普通のおかずにも酢飯が抜群に合います。
酢飯もまとめ炊きして、一食分ずつ冷凍するようになりました。

闘病中の食事は、酢飯の冷凍ご飯と副菜の簡単酢の物を週に一回まとめ作りして、味噌汁とメインのおかずは体調に合わせてまとめ作りするか、冷凍食品を代用するという技が定着しました。

◆足りないものは体が教えてくれる

一人暮らしでの闘病は、食事面をどのようにカバーしていくかが回復に大きく関わってくると思います。家族のサポートを受けられない方は、出前を取るか、買い物に行くか、自分で作るかの選択になると思いますが、その時々の症状に合わせて、1番負担のない方法を組み合わせることができるといいですね。

今回ご紹介した、酢を中心としたまとめ作りは、食欲が落ちる又は過食傾向になる闘病中に、自分の体が教えてくれた、地味だけどおいしいごはんです。

食欲のない時には、お酢の適度な酸味がさっぱり感を与え、食欲増進のお手伝いをしてくれます。食欲が増えすぎてしまう時には、酸味によって唾液の分泌が促されて、唾液量が増えることで消化力もアップして、食べ物のエネルギー変換をスムーズにしてくれる効果が期待できます。
その他にも、保存が効く、疲労やストレスから素早く回復するなど、うつメシに最適な効果があります。

でも、私の酢ブームって、ふと、体が求めたものを自然にとった結果だったんですよね。
考える力が衰えていた分、理屈抜きで体の声が聞こえてきたのかもしれませんね。

『カウンセリングこころの羽・札幌本店』小田真実

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