【うつギフ】ゲリラ的休みのススメ | 札幌のカウンセリング こころの羽

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【うつギフ】ゲリラ的休みのススメ

こんにちは。札幌市北区にある『カウンセリングこころの羽』のスタッフ小田です。

今日は、前職の同期達とのメールの中で、【ゲリラ休暇】という言葉が生まれた時のことをご紹介したいと思います。

私は、前職で約2ヶ月間、東京で研修を受けた時の同期が全国各地にいます。その中で特に仲良くなった同期3人と、研修後も1年に1回、温泉旅行に出かけ、その時々の悩み事や仕事について、わいわい話し合う関係が15年以上も続いています。
同じ会社で、お互いの仕事の中身は分かっているけど、全国に散らばっているので、人間関係も仕事も直接的には交わらないという状況はストレス解消にうってつけです。
全員がお互いの話をきちんと聴いて、共感し、時には実質的なアドバイスもくれる存在。それでいて、社内の話が漏れる心配がない安心感。
考えてみると、なんだかカウンセリングと似ていますね。

ある日のこと。Aさんから、仕事が詰まってきて、色々としんどい状況になってきたから、毎年集まっていた温泉旅行に今年は行けないかもしれないというメールが届きました。
休日に集まるようにしていたので、出勤しなければならない日ではありません。
Aさんも管理職となり、様々な責任を背負っていく中で、休日出勤が常態化しているようでした。

私を含めた3人は、Aさんの性格も、その気持ちも痛いほど理解できるので、きっと来れなくなっちゃうんだろうなと予想しつつも、でも来てくれたら、話だけでも聴けるのになぁとの共通の思いで、Aさんにメールを返しました。

銅像-人間関係
『人間関係の渦』って感じ(小田撮影)

◆心のニンジン

Bさんのメール
「毎日奮闘している様子だね(;´д`)
同期会を心のニンジンに、なんとか乗り越えてね。
でも、時にはふっと肩の力を抜いて、1、2時間遅れて行くとか、突然ゲリラ休暇を取るとかね、適度にサボってもいいかも。
夫も、激務の職場にいる時ほど、時々ゲリラ的にサボって、ある意味私の良いお手本だったりします。
私も人間関係でちょっとキツかった時期は、たまに1、2時間早く帰ったり、半日休んでたりしてたよ。」

Cさんメール
「ゲリラ休暇、わかるぅ〜。実は昨日午後半日やった(笑)。
1時間半マッサージやってました。」

小田メール
「私もここ数年は、なんとなくゲリラ的に休めなかったなぁ。しっかりしたメンバーがいる時には、『なにかあってもよろしくね』的にお任せして休むこともあったけど、微妙な時は、なんとなく自分が砦になんなきゃ的な責任感に縛られてたかも(^_^;)
平日にゲリラ的に休むと、へへ〜休んでやったぜぃ、街中も土日より混んでないし、平日限定のランチにも行けちゃうぜぃ、ってな感じで気持ち的にへへーんとドヤ顔になれるから不思議だねd(^_^o)」

銅像-喜び、リラックス
へへ〜休んでやったぜぃ(小田撮影)

◆責任感とのはざまで揺れる

仕事に限らず、育児、介護など、生きていく中で、今やっているお役目への責任感とのはざまで揺れる現実。

みなさんは、どうやって折り合いをつけていますか?

「自分の代わりがいない」「嫌な顔されたくない」「迷惑をかけたくない」「ちょっと休むために調整することが面倒くさい」「結局、次の日にやることが増える」

ゲリラ休暇のリスク、色々と思い浮かびますよね。
そして、「やっぱやーめた」ってなってしまう気持ち、よくわかります。

「私」がいた方がいい。でも、「私じゃなければ絶対にダメなこと」って一体何でしょうね。

勇気を出して、ゲリラ休暇を取ってみたら、どんな景色が見えるのでしょうか。是非、みなさんのゲリラ休暇前後の感想をお聴かせいただきたいです。

※今回の写真は、ノルウェーにあるヴィーゲラン彫刻公園にて撮影した彫刻で、それぞれの像には正式な名称があります。あしからず。

『カウンセリングこころの羽・札幌本店』小田真実

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