【うつギフ】頑張らないことを頑張る | 札幌のカウンセリング こころの羽

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【うつギフ】頑張らないことを頑張る

こんにちは。札幌市北区にある『カウンセリングこころの羽』のスタッフ小田です。

みなさんにとって「頑張る」って、どんな時ですか?
スポーツの試合に向けて練習している時、受験や就職に向けて勉強している時など、色々ありますよね。

なにか特別なイベントに向けての「頑張り」でなくても、子育て、仕事など、毎日何かしらの「頑張り」を発揮して、私たちは生きています。

①誰もが普通にやっていることだから、当たり前のこと。
②こんなことは頑張っているうちに入らない。
③そもそも、自分がやっていることを「頑張る」って思うこと自体、なんか嫌。だからって「顔晴る」とか言い換えたくもない。

①②③は、私がこれまでに思っていた「頑張る」のイメージです。

仕事-無意識で頑張る

◆自分史上一番の頑張り

今まで生きてきた中で、一番頑張ったなぁと自分で認められるのはいつですか?
私は、小学校1年生の時が、自分史上一番の頑張りを発揮した時期だと思ってきました。

私は、幼い頃、両親が離婚して、父と暮らしたり、母と暮らしたり、親戚と暮らしたりという日々が続き、子供が多い世代でもあったので、保育園や幼稚園に入れないまま、一人で過ごすことが多い幼少期を過ごしました。

その後、両親が再婚して、少し安定的な環境になって、幼稚園に入園できたのですが、年長組後半での入園だったので、あっという間に卒園という時期を迎えたのです。

そんなある日のこと。
先生がボードに書かれた積木の完成図形を園児に見せて、同じ形を積木で作るという知能検査が行われました。4〜5人を一組とする園児が部屋に入り、1人ずつ積木を作って、完成図形のとおりにできたら、部屋を退出できるシステムです。

1人抜け、また1人抜け…。私だけがどうやってもその形を作れずに、固まっています。
次の組の園児が部屋に入ってきて、1人抜け、また1人抜け…。まだ私は作れずに部屋を出ることができません。そしてまた次の組が入ってきて。

「どうしてできないんだろう。もしかしたら、私、バカなのかな…。」
そう思いながら、先生の顔を見たら、気の毒そうに、かわいそうな感じで、私を見ていました。
自分ができないことの恥ずかしさと、先生の私を見るかわいそうな表情が忘れられず、小学校に入学してからは、猛烈な勢いで勉強し、作文で賞をもらい、弁論大会に出て、厳しいスポーツ少年団にも入り、毎朝早起きして走り込みもするという、ど根性と文武両道を発揮したのが小1時代です。
この時の『頑張り力』を超えられる気がしません。むしろ怖いくらいの小1です。

母は、そんな私を見て言いました。
「頭がおかしくなるから、勉強はやめなさい。」
いや、さすがに頭がおかしくはならないと思うよ、お母さん…。
積み木-知能検査

◆頑張り癖

私の知能が天才児レベルであれば、楽に積木を組み立てることができたでしょうが、今思うと、単に他の園児より積木遊びの経験が少なかったんだと思います。

小1の私は、客観的にはすごく頑張っているように見えますが、安定した環境で学校に行けたり、スポーツができたり、そんな一つ一つが新鮮で、嬉しくて、ただ没頭していただけなんですよね。色々なことができているようだけど、本人的には苦しくない。
こういうのは頑張っているんじゃなくて、夢中になっていると言うのかもしれません。

「誰か」や「自分が囚われている常識」、「過去の自分」と比べて、自分自身に厳しく鞭を打って、走らせている状態は、苦しい頑張りなのかもしれません。

闘病中に、私がスローガンとして掲げたのが、『頑張らないことを、頑張る』という言葉です。
うっかりすると、頑張っているつもりはないのに、頑張ってしまうという、頑張り癖のループにはまっていると気づいたのです。

私の頑張りが苦しくなったのは、一体いつからだったんだろう。
でも、「頑張らない」と言い切るのは、なんだかしっくりこない。

うつの私は、頑張らないことを、今、頑張って実践している時なんだと思うと、「頑張らないこと」を受け入れやすくなりました。

みなさんの頑張りは、今、どうですか。
苦しくなってはいませんか?

ヨガをする女性-見つめ直す

『カウンセリングこころの羽・札幌本店』小田真実

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