【うつギフ】意味なくドキドキする~不安は想定内~ | 札幌のカウンセリング こころの羽

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うつ病体験記depression story

【うつギフ】意味なくドキドキする~不安は想定内~

こんにちは。札幌市北区にある『カウンセリングこころの羽』のスタッフ小田です。

どんなに楽天的で明るく見える人でも、「不安」を感じない人はいないと思います。医学的、心理学的立場で「不安」を解説し、対処法を説明している書籍はたくさんあると思いますので、『うつギフ』では、私が闘病中にしみじみと感じたことと、自分なりの対処法をご紹介したいと思います。

うつ前の私は、不安を感じやすいタイプというより、いつも心の中でうっすらと最悪の事態を想定しておき、なにか不測の事態が起きた場合でも、想定していた最悪の事態よりはマシなので、現実的な対応策を実行することに考えを切り替えられる実務家タイプでした。

不安を感じるのは、生物学的にも自然なので、『うっすらと想定→対処法を脳内シュミレーション→これで大丈夫と言い聞かせて言葉に出す』という自分なりのサイクルが出来ていました。
「言霊」の存在も信じていたし、脳科学的にも「言葉」を発することで脳がその方向にシフトし、現実化することを学んでいたので、口に出す言葉はマイナスにならないよう気をつけていたのです。

脳と心-バランス

◆現実はどうなの

“想定したことの大半は起こらないし、起こるとしたら想定外のことで、想定外の事態が起こった時には、なんとかするしかなく、実際になんとかなる。なんとかならないことも、ごくたまにあるけどね”

言葉にすると身もふたもありませんが、これが私の実感でした。かと言って、脳内準備が全く無駄なわけではなく、アレンジを加えて様々な事態に対処できるし、仕事に関しては、想定した時点で不安材料を潰すように準備をしていたので、失敗やミスが少ないタイプだったと思います。

このように、うつ前の私は、『冷静に、たんたんと、現実的に生きていけるたくましい人』というイメージだったと思いますし、自分でもそんな風に前向きに生きているはずでした。

リラックスする女性-前向き

◆理由のない不安

ところが、急性期の頃は、理由のない不安に度々襲われることになりました。心臓がドキドキしている、何かにすがっていたい気持ちになる、明確に何がという理由がない「不安」。

家の中にいるだけなのに、なんでこんなにドキドキするんだろう。
なんで涙が止まらないんだろう。
なにがこんなに怖いんだろう。

一人暮らしで、誰かに頼るという発想がなかった私は、この理由のない不安への対処法がわからず、困惑しました。
大人になってから感じる不安は、だいたい言語化できるもので、頭で作り出した不安だと考えていましたが、この頃感じていた不安は、直感的、生物学的なもので、『理論』や『気合い』などでは太刀打ちできなかったのです。
何かにすがっていたい、何かを握っていたい。この感覚、飛行機が揺れて急降下した時に、見ず知らずの隣の人の腕に捕まりたくなる、あの感じに似ている…。

◆直感的な反応には、直感的な感覚で!?

私のベッドには、犬の抱き枕があります。プレゼントされたものですが、抱き枕としては小さかったので、ただ並べて添い寝状態で数年間過ごしてきました。

これはいけるかもしれない。大きさも手触りもいい感じ。
溺れる者は藁をも掴むと言わんばかりに、ドキドキした時、その抱き枕にしがみついてみると、「ちょっと安心…」。
強い不安を感じる時はギューっと抱きしめても痛がらない、昼だろうが夜だろうが迷惑をかけない、日中はソファに連れてきて、頭を撫でて生地のなめらかさを感じてみるもよし。こんなこと、したことなかったなぁ。

犬の抱き枕を抱きしめる自分が乙女すぎて、これまで想像がつかなかったけど、うつになったら、ちょっぴり乙女になった、これも私のリアルな経験です。
みなさんにも、直感的、感覚的に触りたくなるもの、握りたくなるもの、持つと安心するもの、香りが好きなものなど、自分に合った不安解消グッズがきっとあると思います。

そんな小さな「味方」は何ですか?

眠る女性-ペットとリラックス

『カウンセリングこころの羽・札幌本店』小田真実

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