こんにちは。札幌市北区にある『カウンセリングこころの羽・札幌本店』の岡本です。
先日、とある状況が重なり、久々に夫婦喧嘩をしてしまいました(汗)
私の場合、初婚のときに喧嘩をしないことが「大人」だと思い込んで我慢し続け…結果として離婚に至った経験を持っているため積極的に相手と向き合うことを意識しているのですが…
毎回、かなり凹みます(笑)
そんな気持ちを早く回復させるためにも、お互いの気持ちを整理するためにも毎回、心理カウンセリングのアプローチ方法と同様、心理学や脳科学の理論に照らし合わせながら自己分析を行なっています(^^;
今回も私の中で貴重な気付きがたくさんあったので、このブログで共有させていただきますね(^^)v
◆理想が相手への価値観の押し付けになっていませんか?
理想を追い求めるときには、自分の理想を周囲に対して伝えることは大切だと思います。
しかしながら、それが相手にとって共感できない内容だって場合、結果として相手に対して価値観を押し付けていることになります。
伝えることは大切ですが、それを受け入れてもらえなかったり、共感してもらえなかったとしても、相手を責める理由にしてしまうのは少し違うのかもしれません。
今回、私自身の場合は「落ち込んだときに優しくして欲しい」ということを相手の状況や心境、その他のタイミングや背景を無視して強く求めてしまったため夫婦喧嘩に発展してしまいました…。
理想を思い描くことは自由だと思いますが、それを相手に押し付けた瞬間に相手にとっては自分の理想がプレッシャーになってしまうかもしれません…。
自分の中で大切にすることは悪いことではないと思いますし、状況や場面によっては理想を思い描くことは重要なことだと思いますが、時と場合は考えてみる必要がありそうですよね(汗)
◆理想が間違ったセルフイメージからスタートしていませんか?
言うなればゴールを設定しているけれど、想定しているスタートと実際のスタート地点がずれている状態です。
この状態だと…
例えば、現在地が札幌で東京に向かうとします。
でも実際には現在地が札幌ではなく大阪だったとしたら、…
東京に向かっているつもりで沖縄に到着してしまうかもしれませんよね(苦笑)
物理的な状況でこのようなミスをすることは少ないかもしれませんが、目には見えない心の問題となると…
私自身…度々、発生しているような気がします(汗)
よくあるパターンが「自分は弱い存在」「守られるべき存在」と捉えてしまうこと。
これは、自分自身への分析で親からの過干渉や幼少期のイジメ、末っ子&姉が優しかったという環境で身についたセルフイメージではないかと考えています。
もちろん、今の年齢になって親や人生、環境を恨んでいるわけでもなく、むしろ感謝しているのですが、それでも夫婦喧嘩などの身近な存在と心がすれ違うと防衛本能のように突如として現れます。
その結果、妻からは「弱い」と思われているわけではないのに無意識に「守ってもらう」ことを前提にした理想的なリアクションを相手に求めてしまうことがあります(汗)
しかも、やっかいなことにその状況を変化させるための手段として、無意識レベルで過剰に自虐的な態度をとったり、卑屈な言動をしてしまうことがあるのです…。
◆反省=自分を否定することで理想に近づくと誤解していませんか?
何か失敗したときに「どうせ自分なんて」と思ってしまったり、「また自分が悪いんだ」などと考えてしまうことはありませんか?
私は前述の通りついつい無意識にやっています(苦笑)
これはマズローの『欲求階層説』(別名:『自己実現理論』、『5段階欲求説』)にあてはめると分かりやすいかもしれません。
この理論で考えると問題や課題を解決したり、克服する気持ちが自然と湧いてくるのは自己実現の欲求になっているときです。
そして、その欲求のすぐ下にあるのが「自尊心」や「自信」などを含む尊敬、評価の欲求…つまり「承認欲求」なのです。
このことから考えると本当の意味で成長できる心理的な状況としては、自信を持っている状態、自己肯定感が高い状態であり、「自分を責めたり、自分に責任を感じている状態」ではないのです。
私自身も分かっているつもりでも夫婦喧嘩になると、ついつい自分自身を責めてしまうので偉そうなことを言える立場ではありませんが(汗)
かなり重要なポイントだと日々、実感しています。
自分のこととなると、なかなか冷静に分析できないのが人の性かもしれませんが…
様々な角度から考えてみることで気持ちは楽になりやすいもの。
あなたも人間関係に悩んだり苦しんだときには心理カウンセリングのアプローチ方法で心を軽くしてみませんか?
『カウンセリングこころの羽 札幌本店』岡本教兵