冬季うつ病を乗り切るには…~季節性うつ病(SAD=Seasonal Affective Disorder)の特徴と対策とは~ | 札幌のカウンセリング こころの羽

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冬季うつ病を乗り切るには…~季節性うつ病(SAD=Seasonal Affective Disorder)の特徴と対策とは~

こんにちは。札幌市北区にある『カウンセリングこころの羽・札幌本店』の岡本です。

突然ですが、あなたは「冬季うつ」という言葉を聞いたことはありますか?

私自身、10代後半から20代前半までは、この「冬季うつ病」に悩まされた一人であり、克服方法を様々な視点から試してみた経験もあります。

そこで今回は、私自身の体験も踏まえて心理カウンセラーとして活動させていただいている今の自分が感じることをまとめてみようと思います♪

雪道-冬の景色

◆他のうつ病やうつ状態と冬季うつ病の違いは?

これは、「冬季うつ病」というその名前の通りではありますが、冬期間に発生しやすく、春先になると自然と回復していく傾向がある「うつ状態」のことを呼びます。

季節の変化により発症して、その後、自然と回復していくため中には軽視している方もいらっしゃるかもしれませんが、「条件が重なるとうつ病になりやすい状態」ということもできますので、その傾向をしっかりと把握し、早めに対処することが重要だと考えられます。

とくに「冬季うつ病」とそれ以外の時期になる「うつ病」の症状としての違いは少なく「気分の落ち込み」や「イライラしやすくなる」「人と会いたくなくなる」などうつ症状の代表的なものと共通したものだと言われています。

そして、女性の方が男性よりも約3倍ほどの確率で悩む可能性があるとも言われており、とくに10代から40代の女性に多く発生しやすいこともその特徴の一つです。

しかしながら…その原因と考えるとまた違った見方ができます。

気分が落ち込みやすい曇り空

◆季節性うつ病の原因は?

これは、心療内科や精神科病院などの医学的な見解とは少し異なる部分があるかもしれませんが、私自身の経験を踏まえて感じることを書かせていただきます。

一般的に冬季うつ病は、冬場になって日照時間が短くなることが一つの要因であると言われます。

太陽の光に当たる時間が少なくなることで脳内で『セロトニン』と呼ばれる脳内物質が減少するため「うつ病」になりやすくなると考えられています。

この結果として、様々な影響が生まれやすいとも言えます。

ここからは、個人差がある部分かもしれませんが、「自律神経の乱れ」や「睡眠障害」「漠然とした不安感」につながる可能性もあるのではないでしょうか。

私自身は大いに影響を受けました(汗)

これらは、脳内物質『セロトニン』の不足が影響していると考えることができる部分かもしれませんね。

うつ状態になりやすい雨の日-雨の雫がついたガラス

◆心理カウンセリングの視点だと…

心理カウンセリングからの視点だとまた別の考えを組み合わせることができます。

これは、カウンセラーやカウンセリングルーム毎の方針や基準によっても変化する部分かもしれませんので、『カウンセリングこころの羽』としての見解としてご紹介させていただきます。

まず、季節性うつ病に限らず「うつ病」や「うつ状態」になっていく要因として「ストレス」が許容範囲を超えてしまう状況というのが重要なポイントです。

そして、「ストレス」とは「環境の変化のすべて」と言い換えることもできます。

なぜ「すべて」と表現するのかと言うと…「辛いこと」「苦しいこと」に限らず「嬉しいこと」「楽しいこと」も環境が変化する要因になる場合は、身体的ストレスという“ストレス”になる可能性があるから。

もちろん、そのストレスの大小には個人差があります。

だからこそ、「季節の変化」という「環境の変化」がうつ病やうつ状態につながる場合とつながらない場合があるのです。

「ストレス」は、人それぞれ異なる“許容範囲”を超えると心や体に様々な影響があらわれます。

このカウンセリングとしての視点から考えるとこの10月や11月は、普段よりも「ストレス」を感じやすい季節といえるのかもしれませんし、その「ストレス」に耐えられるだけの心の余裕を持っておくことが非常に重要なのです。

また、まったく異なるアプローチ方法としては、『光療法(ひかりりょうほう)』という対処方法もあります。

別の呼び方だと『高照度光照射療法(こうしょうどひかりしょうしゃりょうほう)』ともいわれますが、5,000ルクスから10,000ルクス程度の光を浴びることで不足する日照時間を補うという方法です。

『カウンセリングこころの羽』では、札幌本店も札幌中央店でもオプションとして通常のカウンセリング料金にプラス500円で最大10,000ルクスの光を照射できる器具を保有していますので、興味がある方はお気軽に活用してみてください(^^)

P.S.

私も曇りや雨などで日の光が足りないときには、事務仕事をしながら10,000ルクスの光を浴びて体調の管理をしています♪

光を浴びることでメンタルケアになるというのは、手軽なメンテナンス方法かもしれませんね(^^)

『カウンセリングこころの羽・札幌本店』岡本教兵

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