【うつ病体験記、その後…】
こんにちは。札幌市北区にある『カウンセリングこころの羽』のスタッフ小田です。
半年前まで、うつ病体験記を20話連載させていただきました。
あの後、どうなったんだろう?と後日談が気になっていた方もいらっしゃるかもしれませんね。
唐突ですが、私の特技はメモを取ることです_φ(・_・ガリガリ
その記録グセは、様々な能力が減退するうつ病闘病中、弱まりつつも継続していました。
「小田さんの文章は、独特の個性がある。小田さんがその時々で感じたことは、その時にしか感じることができないことだから、それを記録して残すようにした方がいいと思うよ。」
以前、職場の先輩に言われたアドバイスです。
先輩は、私が書く文章に味わいがあって、個性的だと気に入ってくれました。
そして、時間が経つと、ぼんやりとした輪郭しか残らない言葉の感覚を、垂れ流してしまわないよう、記録することの大切さをアドバイスしてくれたのです。
このアドバイスを聞いてから、その日に起こったことで自分が感じたことを、短かくても記録するようにしました。
「訓練」と称して、海外旅行に行った時も、現地の人に聞いた話や、その時に感じたことを一心不乱に記録していたので、新聞記者や研究者と間違われることが何度かありました。
〜うつがギフトなんてまだ言えない〜、略して「うつギフ」という表題は、闘病中に思っていた言葉です。
これまでの自分の考え方だと、うつ病になったことで気づいたことや出会った人も多いから、これはギフトだったんだと意味付けを行うことが多かったけど、そんなことを思えないくらい今は苦しいし、そんな考え方自体、今はしたくない。
苦しいものは苦しいし、あとあと、いい感じになんて、できなくてもいい。
いつかギフトだったと思える日が、何年後かには来るかもしれないし、ずっと来ないかもしれない。それでもいいじゃん。
うつがギフトなんてまだ言えないし、言わない。
という思いから浮かんだ表題です。
今後、不定期にはなりますが、札幌中央店でカウンセラーとして稼動させていただくことになりますが、まずはブログでご挨拶させていただきました。
連載型ではなく、1話終了型のミニコラム形式ですので、気が向いた時にうつギフを見に来てくださいね。よろしくお願いいたします。
『カウンセリングこころの羽・札幌本店』小田真実