こんにちは。札幌市にある『カウンセリングルームこころの羽』の岡本です。
今回のブログタイトルからもお分かりいただける通り…私は、かなりの数のアニメを観ている気がします(汗)
そのジャンルは、非常に幅広く深夜枠で放送されていたちょっとマニアックなアニメから、お子さんから大人まで、男性から女性まで幅広いファンがいる王道アニメまで様々です。
私が担当させていただいているカウンセリングの場合、ご相談者さまもアニメ好きだったりすると50分間ずっとアニメや特撮ヒーロー系の話題で終わってしまった…ということもあるくらい盛り上がれる自信もあります(笑)
そこで今回は、アニメやYouTubeなどを含む「動画視聴」についてカウンセリングの視点から効果的な活用方法を一緒に考えてみましょう♪
◆何のために動画を見るのか…
YouTubeやHulu、Amazon Prime Videoなど動画配信サービスを利用する場合、「目的を持って視聴するとき」と「なんとなく見るとき」の2パターンがあるのではないでしょうか。
これは、どちらのパターンが良い悪いということではなく、見終わった後に「どんな気持ちになるのか」が重要なのです。
例えば目的を持って視聴するときは、好きな俳優さんが出演しているドラマを観ることや1日のニュースを見る場合などが含まれるかもしれません。
この場合は、見終わったあとにTV(動画)を見たことを後悔することは少なそうです。
それに対して、なんとなく見た場合には「時間を無駄にしてしまった」と感じることもあるかものではないでしょうか?
この状態になると、動画視聴がストレスを溜めることにつながってしまいます…
◆効果的な動画視聴のポイントは“自己肯定感”
ストレスに対する耐性を考えたときに度々キーワードになるのが、「自己肯定感」という言葉です。
意味は読んでそのまま…「自分を肯定する気持ち」ですが、他者からの肯定、否定ではなく、自分自身が肯定する気持ちを持てるかが重要ということになります。
私自身が実践していてオススメな動画視聴の際に自分自身の心へアプローチする方法ですが…
ひと言で言うと「全肯定」です。
これは、動画視聴に限った話ではありませんので、このブログでも度々出てくる表現になりますが…
「動画視聴をストレス解消へのアプローチの一つ」と位置付けするのであれば、必要不可欠なのが「自己肯定」です。
仮に「ついつい長時間」になったとしても、そのことを否定的にとらえるのではなくストレス解消につながっていると考えることで実際にストレス解消や気分転換につなげることが出来ます。
◆動画視聴の際に気をつけるポイントは…
①否定、批判しない
前述した通り、自分自身のことを否定せずに肯定的にとらえることで動画視聴がストレス解消につながります。
せっかく同じ時間を使うなら、ストレスを溜める時間にするのではなくストレス解消する時間にしたいところですよね。
②長時間になり過ぎない
「結局、長時間の視聴はダメって言うんじゃん!」というツッコミが入りそうなので、補足させていただくと…
一般的な「時間の無駄だから」というような話ではありませんのでご安心ください。
ここで言う「長時間になり過ぎない」とは、2種類のストレスのうち身体にかかるストレス(身体的ストレス)の視点です。(もう一つは心理的ストレスですね)
私自身も確かにアニメを観ることでストレス解消になるのですが、その一方で1日に20話以上観る…などとなるとさすがに目が疲れます(汗)
この「目の疲れ」は「身体的ストレス」の一種です。
つまり、“適度”な動画視聴だとストレス解消や気分転換につながりますが、“過度”な動画視聴だとストレスが溜まることにつながりますので、そこは注意が必要です。
③なりたい気持ちを引き出す作品を観る
例えば…前向きな気持ちになりたいときに失恋や戦争などのストーリーを観るのは逆効果につながりそうなのは明らかですよね?
人の脳には、他人の体験を自分の体験だと誤解してしまうという特徴があります。
頭の中で記憶、情報を整理するときに全て自分の体験と認識されることになるのです。
それであれば、その特徴を利用してしまいましょう♪という考え方です。
行動的な自分を引き出したいときには「ヒーロー」が登場するような作品を観て、自分をヒーローと重ねてみる。
人間関係を豊かにしたいときには「チーム」で何かを達成するようなストーリーを観る。
そんな風に上手く気持ちの切り替えに活用していくことで、動画視聴の役割は、あなたの生活の中で変化してくるのかもしれませんね(^^)
『カウンセリングルームこころの羽』岡本教兵