うつ病体験記~新入社員・岡本編②~ | 札幌のカウンセリング こころの羽

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うつ病体験記~新入社員・岡本編②~

【入社時うつを避ける5つの方法②

こんにちは。札幌市にある『カウンセリングルームこころの羽』の岡本です。

前回は、入社時うつを避ける方法として「挨拶をしっかりとする」ことを実例を交えてご紹介させていただきました。

今回も入社1年目でうつ状態になった私自身の経験から、入社時のストレスが多い状況を乗り越えるためのヒントを考えてみたいと思います。

相談するスズメたち

◆方法その2.相談相手を見つけておく

新しい仕事を始めた時には分からないこと、知らないことが多いのは当然です。

だからこそ、相談相手の存在は非常に重要です。

このことは“当たり前”のことだと感じるかもしれませんが、日々、カウンセリングの仕事をしていると相談相手を上手く見つけられずに問題が大きくなってしまうケースはよくあります…。

問題や課題、トラブルが発生したときには初期段階で手を打つことが一番楽に解決できる方法であることは言うまでもありませんが、「誰」に相談するのか「どのような」相談をするのかを間違えてしまうと逆効果になったり、結果としてメンタルの面で追い詰められることになったりもします。

私自身も過去の体験を振り返ってみると、相談相手を見つけられず問題が大きくなり…問題が大きくなってしまったことで更に「相談できない」状況が作られていく…という悪循環に陥りました。

こうなってしまうと抜け出すことは至難のわざ…。

今になって振り返ると私の場合、この「相談相手」を上手く見つけられなかった(相談の仕方がわからなかった)ことが後のうつ状態に追い込まれる原因の一つになったと感じます。

そこで今回は、この「相談相手」の見つけ方や「効果的な相談方法」についても考えてみます。

相談するキリンたち

◆どんな相手が理想的な相談相手なのか

まず、「相談相手」について考えてみましょう。

職場における「相談相手」は、ごくごく普通に考えると…

「上司」「先輩」

になるのではないでしょうか。

相談内容によっては、同僚や後輩も協力してくれるかもしれませんが、新入社員の頃は、なかなか対象になる同僚や後輩は少ないものです。

入社一年目の私は、「上司」や「先輩」へ話しかけるタイミングもつかめず、結果として相談することがまったくできていませんでした(汗)

その主な原因は、「自分の評価」に直結してしまう相手だったから。というのが、一番近い気がします。

上司の場合は、日常的な関係がそのまま「評価」=「収入」に直結してしまいますし、先輩の場合でも自分の悪い印象は、上司に伝わり、結果として評価につながる可能性が考えられます。

実際にどの程度影響するのかは、会社ごとの人事評価制度や社風によって大きく異なるところだと思いますが、入社して日が浅い段階で自分自身の許容範囲を超える責任や職務を任されてしまうと「評価」=「人の目」を気にしてしまうものかもしれませんね。

このように考えていくと、会社の人事評価制度や社風を正しく把握できるまでは社外の年上が相談相手として適しているとも考えられます。

つまり、評価には関係しないけれど、自分よりも社会経験が豊富な人に相談することが、大切なのではないかと思うのです。

この時、親は年代が大きく異なるため最適ではありません。

兄や姉、学生時代の先輩、ビジネス経験を持つカウンセラーなどが選択肢としては最適ではないでしょうか。

コーヒーでひと休み

◆どのように相談するか

私自身もサラリーマン経験がありますので、振り返ってみると、質問の仕方によって評価が上がったり下がったりする可能性があることを痛感する人生でした(笑)

「どうしたら良いでしょうか?」は、上司や先輩の立場からだと「自分でもちゃんと考えろよ」と言いたくなってしまう質問の仕方です。

答えを相手に求める質問のため、実際にはちゃんと考えていても相手には、そのように感じさせてしまうのです…。

では、どのような質問の仕方が評価が上がる質問なのかと言うと…

「私は〇〇という方法が良いと思うのですが、〇〇さんは、どう思いますか?」

という、自分の考えを先に伝えたうえで相手の意見を求めるという聞き方です。

「えっ?そんなこと?」と思うかもしれませんが、この自分の考えを先に伝えることが効果的かつ重要なのです。

例えば、その考え方自体が認めてもらえる場合は、「その考え方で良いと思うよ」という返答が返ってくるでしょうし、もしも的外れなことを言っていたとしても「自分なりに考えたんだな」と思ってもらえる可能性が高いのです。

人と人のコミュニケーションでは、この些細な違いが大きな違いになることもよくあります。

自分自身の対応方法「すべて」が間違えていると思う前に「きちんと相手に伝わっているのか」を考えてみると意外なところにヒントが見えてくるのかもしれませんね。

『カウンセリングルームこころの羽・札幌本店』岡本教兵

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