自分と正しく向き合えていますか…?~カウンセリング視点で考える「うつ病」「うつ状態」を乗り越える方法~ | 札幌のカウンセリング こころの羽

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自分と正しく向き合えていますか…?~カウンセリング視点で考える「うつ病」「うつ状態」を乗り越える方法~

こんにちは。札幌市にある『カウンセリングルームこころの羽』の岡本です。

今回のブログのテーマは、ずばり「自分との向き合い方」です。

これは、「うつ病」や「うつ状態」に悩んでいる方はもちろんですが、自分のことを嫌いと感じる方、自己肯定感が低めな方にも当てはまるお話かと思います。

自分と向き合う女性

◆なぜ、「自分自身と向き合うこと」が大切なのか

人は、物事を判断するときに「これまでの体験(経験)」を土台にした「価値観」の中で考えるものです。

例えば、「好きな食べ物は?」と質問されたときに今まで食べたものの中で「美味しい」と感じたものを答える方がほとんどですよね?
恐らく、食べたことがないものを「好きな食べ物」として答える方は少ないと思います…。
(嫌いな食べ物の場合は、食わず嫌いというのはあるかもしれませんね。笑)

これと同じように日常の様々な出来事をこれまでの体験と照らし合わせて「好き」か「嫌い」かを考える…
つまりは、その出来事が自分にとって「快楽」に結びつくものなのか「苦痛」に結びつくものなのかを考えるのです。

そもそも「自分が嫌い」と思っている方にとっては、「自分と向き合うこと」はストレスを発生させます。
だからこそ、自分のことを「イメージ」で捉えて、「事実」とはかけ離れてしまう…。

この状況が様々な日常での「問題」や「課題」を大きくしていってしまうことが多いように感じます。

この状況を例えると、ワールドカップで優勝を目指しているチームが、自分たちのチームメイトの個性や強み、欠点や弱みを把握せずに強豪チームと戦った場合、勝てる可能性は極めて低いことと似ているかもしれません。

チームを勝たせるために「監督」や「コーチ」は、自分たちのチームの特徴をしっかり把握し、良い部分は伸ばす、悪い部分は改善するなどしてチームを強化していくのではないでしょうか。

あなたの人生において、あなたは「プレイヤー」であり、「監督」です。

カウンセラーは、時に「コーチ」や「監督」のような立場でサポートしたり、アドバイスすることもできますが、最終的に行動をするのはあなた自身です。

あなた自身が「あなたの強み」(スポーツでいうところの得意技のようなもの)を見つけて、本来の力を発揮することが大切なのです。

憂鬱な気分でブランコに乗る少女

◆「自分と向き合う」…その先にあるものは?

自分と向き合うことで自分を知り、コントロールできるように変化していくことをスポーツを例にあげさせていただきました。

その次の段階で重要になることが「自分を受け入れること」ではないかと私は感じています。

「自己肯定感」などというと、「自分」を「肯定」する。

と解釈して、「それは難しいな…」「自分を好きになれるなら苦労しないよ…」と感じる方も多いかもしれません。

たしかに自分を好きになれると自然と自己肯定感が向上していく可能性が高まるのですが、いきなりそこを目指すことは階段を5段飛ばしでのぼろうとしているようなものです(汗)

下手をするとつまづいて転びますよね?

そうではなくて、「自分と向き合う」決意をした次のステップとして重要なのは、「今の自分」を受け入れることではないでしょうか?

「良くも悪くも、自分」という状態。自分自身をありのままに受け入れる。

言い方を変えると、まずは「自分」が「自分自身」に寄り添ってあげる。

そこから変化が始まっていくのではないかと様々な相談者さまのカウンセリングを担当させていただく中で実感しています。

自己肯定は「いきなり自分を好きになること」ではなく、「否定をやめること」が重要です。

問題解決を焦りたくなることも自然な気持ちですが、まずは自分自身をそのまま受け入れるところから「自分らしい生き方」が見つかるのではないでしょうか。

暖かい飲み物で安心する女性

◆薬と心理療法(カウンセリング)効果的な組み合わせは?

私は、精神科病院などの薬による治療を否定する考え方を持っているわけではありません。

ただし、薬だけに頼る治療については、「繰り返す」可能性が高いため、オススメしていないというのが実情です。

例えば、一時的なストレス(期間が限定された緊張状態など)が原因でうつ病やうつ状態になっている場合、薬によるアプローチも有効かつ繰り返す可能性は少ないかもしれません。

この辺りは実際の精神科病院の先生がどのような方針を持っているのかによっても変化すると思いますが、心療内科でも同様に「自分に合った薬の処方」+「問題解決後の減薬」で回復していくパターンと言えます。

逆に「自己肯定感の低さ」がストレスにつながっている場合などは、お薬だけに頼ったアプローチだとある程度回復した段階で回復の効果が薄れていくことがあります。

例えば、女性の相談者さまだったと仮定します。

職場の先輩との「人間関係」が上手くいかないことでストレスを感じ、うつ状態になったとしたら…

心療内科へ通院し、薬の処方で一時的に気持ちが楽になったとしても職場に戻り、先輩との関係が変わるか本人の捉え方が変化しないとストレスは軽減されないことが予測できますよね?

薬だけに頼って上手くいくと考える方が無理があるのかもしれません。

この場合は、「転職」という選択肢もあると思いますが、何かの事情や心境で職場に在籍した状態で「何とかしよう」と思う場合は、カウンセリングによる心理療法が重要なアプローチとなります。

このように「ストレス」の原因を明確にしていく段階や原因がハッキリしたけれど、自分ではどうして良いかわからない場合にには、心療内科などへの通院とカウンセリングを併用することが効果的です。

人間関係は、家族や第三者には、なかなか状況がイメージしにくく、効果的な相談は難しいかもしれません。

そんなときにはカウンセリングを利用して、これから向かっていく方向性を明確にしていくことも“こころを軽くする”ためには重要なのかもしれませんね(^^)

『カウンセリングルームこころの羽・札幌本店』岡本教兵

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