自分をストレスから解放してあげませんか?~ぶら下がり健康器と行動強化法~ | 札幌のカウンセリング こころの羽

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自分をストレスから解放してあげませんか?~ぶら下がり健康器と行動強化法~

こんにちは。札幌市にある『カウンセリングルームこころの羽』の岡本です。

皆さんは、「ぶら下がり健康器」をご存知でしょうか?

令和の現代なのに「昭和」を思い出させる話題ですが…(笑)

ご存知の方は、恐らく昭和出身者ではないでしょうか…?

もちろん、昔の話をしたいわけではありません。

今回は、私の事例から「やりたいこと」を「やれる状態」を作るためのヒントについてご紹介させていただきます♪

棒にぶら下がる猿

◆岡本とぶら下がり健康器 〜出会い〜

私がぶら下がり健康器の存在を知ったのは、確か「ちびまる子ちゃん」のエピソードの中だったと思います。

学生時代に家族で「ちびまる子ちゃん」を見ていて、「何これ(笑)」と少し小馬鹿にしていたような気がします…。

物語の内容自体は忘れてしまいましたが、確か、ぶら下がり健康器が流行って購入したけれど、結局、物干し用になってしまう…というようなエピソードだったと思います。

その物語の中から、「そんなの買っても、物干しになるのが当然だ」くらいに思ってちょっとした笑い話を家族でしていた気がします。

私の母は昭和28年生まれですが、その母がちょうど「ぶら下がり健康器ブーム」真っ只中に青春を送っていたようで、母の実家には実際に「ぶら下がり健康器」があったとのことでした。

結局、ほとんど使わずに物干し代わりになってしまっていたので、引越しするときに処分したとの話でした。

崖を登る男性

◆それでも購入してしまった理由

ここまで読んでくださり、勘の良い方は「あ、岡本さん買ったな」とお気づきでしょう(笑)

そうなんです。数年前に「ぶら下がり健康器」買ってしまったんですよね(^^;

前述の通り、ちょっと小馬鹿にしているくらいだったのに、自分自身が購入することになるとは…。

もちろん、購入に至ったのには理由があります。

まず、前職(サラリーマン)時代、20代の頃勤務していた社屋で鉄骨がむき出しの部分があり、先輩たちとそこで「懸垂」をすることが日課でした。

私の場合、基本的に運動という運動は、ほとんどしないタイプだったのですが、懸垂は意外と楽しくてすっかり日課になっていたのです。

その頃の「腹筋」と「腕」の筋肉を取り戻すために…

そんな思いから「懸垂」をするための道具として「ぶら下がり健康器」(懸垂に使用しても大丈夫なタイプ)を購入したのです。

洗濯物を干す猫

◆購入から数年…

その後、「ぶら下がり健康器」がどうなったか…

見事に物干しに生まれ変わりました(笑)

と、ここまでなら、ただの私の「無駄遣いエピソード」で終わってしまうのですが、ここからが重要です。

私は、心理カウンセリングを担当させていただく立場なので、「自分自身のコントロール」もできないようであれば相談者さまに申し訳ない…

そして、妻から「使わないなら処分して」と言われてしまい…なんか悔しい…

そんな2つの思いもあって、「何とかしよう!」と思い立ちました。

洗濯バサミ

◆心理療法を駆使した自分改革。

まず、最初にやったことは記録をつけるツールの用意です。

心理カウンセリングでも使われる療法の1つに「行動療法」というものがあります。

この療法の中の「行動強化法」に着目して仕組み作りを開始しました。

それまでは、「やってもやらなくても何も残らない状況」だったのですが、記録を残すことで「しっかりやっているな」という実感を持つのと同時に自己肯定するきっかけを作ることも狙ってみました。

これは『トークン・エコノミー法』と呼ばれる考え方の応用です。

一般的に「スタンプカード」の仕組みがイメージしやすいかもしれませんね。

その店舗を利用した都度「スタンプ」を押してもらうことで、スタンプを貯めようと考える感覚が代表的な例です。

他にも「シェーピング法」と呼ばれる「スモールステップ」(小さな目標設定をして、少しずつ達成=成功体験していく方法)なども意識しながら仕組み作りをしていきました。

◆そもそも、やらなくなった一番の要因は…

これは、人それぞれで様々な理由があると思いますが、私の場合は、ぶら下がり健康器を置いている場所が自分の生活動線から外れていることだと気づきました。

懸垂をするために「わざわざ、そこに行く」必要があったのです。

そのことに気付いた私は、寝室の奥に置いてあったぶら下がり健康器を自分の部屋(ウォークインクローゼットのようなスペース)に持ち込むことに決めました。

ウォークインクローゼットの中にぶら下がり健康器

「置き場所が変わるだけでやる気が変わる」このことを実感した瞬間です(笑)

これまでは、「懸垂をやるため」だけにその場所へ移動する必要がありましたが、場所を移動してからは、思い立ったときにすぐできる状況になりました。

今後、どのような使用頻度になっていくかは分かりませんが(笑)、それでも今までよりは使うのではないかな?と予測しております。

もしも、継続したいのに継続できない…ということがある場合は、置き場所や気軽に実行できる環境づくりに着目してみることをオススメします(^^)

『カウンセリングルームこころの羽』岡本教兵

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