こんにちは。札幌市にある『カウンセリングルームこころの羽』の岡本です。
ついに本日から「令和」ですね(^^)
TVやCMでも数週間前から「平成最後の…」という表現が多くなっていたので、そろそろ聞き飽きていた方もいらっしゃるのではないでしょうか…?
私もその一人かもしれません(笑)
そんな中で「新元号・令和」という言葉を聞くと
「きっと世の中が変化していくんだろうな…
ということは、ストレスを感じる人が増えそうだな」
と考えてしまう私はある意味では職業病なのかもしれませんね(^^;
今回のブログでは、「環境の変化」がなぜ「ストレス」に繋がるのかを私の実例も交えて考えてみようと思います♪
◆そもそもストレスって…?
ストレスは、大きく分けると2つの種類があります。
1つ目は、心理的なストレス。
これは、人の心にかかるストレスです。脳にかかるストレスとも言えます。
例)「人間関係に疲れた…」「人前で話したから、すごく緊張した…」「明日の試験のことを考えると不安になる…」など
2つ目は、身体的なストレス
これは、人の体にかかるストレスです。
例)「ずっと立ち仕事だったので、足が疲れた…」「今週は毎日残業でぐったり…」「一日中スマホを見ていたから目が疲れた…」など
これらの2種類のストレスは、感じること自体が悪いことというわけではなく、過剰に感じてしまうことや「解消」されないまま溜め続けることが心や体の負担になるのです。
◆環境の変化って…?
環境の変化と“ひとこと”で言っても、別に地球環境の変化…温暖化や氷河期が…というような話ではありません。
カウンセリングで「環境の変化」と表現するのは、主に「生活環境の変化」や「職場環境の変化」「家庭環境の変化」「(学校など)クラス替え」などが当てはまります。
これらはとくに「悪いこと」ではないことは、どなたでも想像できると思いますが、実際には気持ち・メンタルの面には大きく影響してしまうことがあります。
例えば、「引っ越し」を例にあげると…
・心理的なストレスの側面
「会社や学校に間に合うようにスケジュールを考え直す」「(家具の配置が変わるので)物を探すときにいつも以上に集中する」「近所のスーパーが変わるので、欲しいものを見つけるために色々と考える」など
・身体的なストレスの側面
「引っ越しの片付けで重たいダンボールを持つ」「食材や日用雑貨を買い直すので、買い物に時間がかかる」「引っ越しで出た不用品を処分するためにゴミステーションと自宅を往復する」など
このように心にも体にも負担がかかりやすいのが環境の変化なのです。
私自身も先日、札幌市中央区のカウンセリングルームを新たに準備していたので、準備期間中や慣れるまでのストレスは、想像以上に大きいなと自己分析していました(^^;
◆人それぞれ違うストレスの感じ方
そして、人それぞれで感じ方が違うため、Aさんにとっては平気でも、Bさんにとってはもの凄く辛い環境…という場合も生じてしまいます。
これは、Aさんは人として優れていてBさんは甘えている、未熟である…というわけではありません。
まず、AさんとBさんは生まれ持った能力や才能、体格などが違うことはもちろん、育った環境や人生の経験も異なります。
そのため、「価値観」=「ものごとの感じ方」が違うことは、とても自然なことですよね?
この自然な「違い」を優劣や人間性に当てはめて考えてしまうと過剰にストレスを感じる状況になってしまいます。
◆まとめ
環境が変化すると…
・心にかかるストレスと体にかかるストレスの両方が同時に増加しやすい
さらに…
・他者との比較やストレスを感じていること自体に優劣をつけるとストレスはもっと増えてしまう
対策としては…
“自分が今いる環境や自分自身をありのままに受け止めて、その時の精一杯を実行していく”
そして…
“自分でコントロールできるものは、環境の変化と重ならないタイミングで実行するなどスケジュールを調整する”
カウンセリングの中では、様々な角度からストレスを軽減したり、解消する方法を相談者さまと一緒に考えることが多いのですが、これら2つのことを意識しながら過ごしていくとストレスと上手く付き合うことができるかもしれません(^^)
『カウンセリングルームこころの羽』岡本教兵