めざせドラえもん?~心理カウンセラー目線で楽しむエンタメ①~ | 札幌のカウンセリング こころの羽

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めざせドラえもん?~心理カウンセラー目線で楽しむエンタメ①~

こんにちは。『カウンセリングこころの羽・札幌篠路店』しみずこうこです。
厳しかった今年の冬が、過ぎていこうとしていますね。

最近我が家で、動画配信サービスを楽しむことができるようになりました。
カタカナ名が頭に入ってこないのと、外国人の顔をあまり覚えられないという理由があり、洋画はあまり観ないのです。
邦画はドラマ感覚でDVDを借たり、金曜ロードショー等でわりと見る程度です。
はい、その程度なので映画を語るほど詳しいわけではありません。

この冬は、コロナまん防や大雪のおかげで家に籠っていることが多く、ある休日主人と二人で「動画配信サービスで映画を見よう!」となりまして、それぞれ見たい作品を1本ずつ選びました。
テレビ画面

◆私たち二人が選んだ映画

私が選んだのは角田光代さんの小説が映画化された【八日目の蝉】です。
表紙の永作博美さんに惹かれて文庫本を数年前に読み、映画も見たいなと思っていました。
子供を産めなくなってしまった女性が、不倫相手の赤ん坊を衝動的に誘拐し、4年間逃亡生活をしながら子供を育てていく前半。
後半はその子供が成長し、ある女性との出会いから蓋をしていた過去を半ば強引にこじ開けられ、当時の記憶を思い出していくというストーリー。

数年前に小説を読んだときは、前半の誘拐した赤ちゃんを育てながらの逃亡劇が印象的で、少女が成長してからの後半はそれほど覚えていませんでした。
映画では、逃亡中の『過去』と過去の記憶を辿る『現在』が交錯していて、この作品で大事だったことは『コレ』だったのかと、今回映画を観て理解しました。

主人が選んだ作品は【コーヒーが冷めないないうちに】です。
タイプスリップができるという都市伝説がある喫茶店。
舞台となる喫茶店のある席で、有村架純ちゃん演じる主人公の女性にコーヒーを淹れてもらうと、過去や未来に行くことができる。
「淹れたコーヒーが冷めないうちに戻らなければならない。過去に戻ってもその後の出来事は変わらない」等、細かなルールがある。

私、タイムトラベル的なお話が好きなんですが、「コーヒーが冷めないうちの短時間に何ができるの?」と、あまり興味をそそられず。
ただ「有村架純ちゃんが見たい!」と主張する主人の意志を尊重しましょうかと、期待せず鑑賞したのですが・・・。
ごめんなさい、とても素敵なお話でした。
カフェのコーヒー

◆過去の記憶を辿ること

二つの映画の共通点。
・過去の記憶を辿ることによって、当時見えていなかった『真実』に気づくことができる。
・気づいた『真実』により、自分の意識が変わる。
・起こってしまった『出来事』は変えられないが、これからの『自分の行動』は変えることができる。

この2作品が伝えたかったことは『コレ』だと私は感じました。
まさに私がカウンセリングで伝えたい事のひとつです。

自分を苦しめている『過去の出来事』、それは当時の自分から見た1方向からの『真実』。
しかし、違う角度から見るとまた別の『真実』も見えてくる。
別の『真実』に気づいた時、あなたを苦しめた『過去の記憶』は新しい『真実』の発見によって上書きされる。
『過去の出来事』を変えることはできない、『他人』を変えることは難しい。
でも、発見された『真実』によって自分の行動を『変化』させることはできるし、自分の未来は自分で作っていける。
タイムトラベル

◆これって、あの人気アニメ

閃いた。
みんなの人気者『ドラえもん』のテーマもそうですよね。
残念ながら私にはタイムマシンもないし、四次元ポケットも持っていません。
でも、相談者さんに寄り添い、タイムマシンの代わりに『傾聴と質問』という秘密道具?で、新しい『真実』に気づくお手伝いをする。

『ドラえもん』のような心理カウンセラーって素敵!
そんなことを考えながらカウンセリングルーム『カウンセリングこころの羽・札幌篠路店』で、皆さんをお待ちしているしみずこうこでした。

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