ありがとうのチカラ | 札幌のカウンセリング こころの羽

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ありがとうのチカラ

こんにちは。札幌市北区にある『カウンセリングこころの羽・札幌篠路店』の小田です。

先日、以前勤めていた職場の後輩から、「この4月に管理職になって、転勤することになりました。」というメールをいただき、そういえば、人事異動シーズンだったなぁと思い出しました。

この時期、自分の転勤が決まっている場合は、仕事内容、人間関係など変化が大きく、内心ざわつきながらも、たんたんと引継書を書いて、引っ越しの準備をして。

自分が転勤しない場合でも、上司や部下が入れ替わることが多く、やはり変化が多い時期でした。
そもそも、人間も動物も、「変化」には弱くてストレスを感じる生き物です。

それなのに、2年に1回は仕事の内容が変わって、3年に1回は転居して。
よくやっていたなぁ、私…。
今なら言える、心の声。

あーーー。しんど( ´Д`)=3 フゥ

変化の多い、春。
みなさんの周りは、いかかですか?

◆「すみません」が合言葉

転勤挨拶のメールを受け取ったあと、その後輩から「おまけ」と題するメールが届きました。

「初めて会ったくらいのときに、すみませんという言葉を、ありがとうという言葉に変えれば、もっとポジティブなコミュニケーションになる、というような発言をされたのが、よく記憶に残っています。人生観的なアドバイスをする先輩は非常に少ないからです。

それ以来、すみませんという言葉を使いそうになるたびに、小田さんの言葉が頭をよぎります。
それを、ありがとうに変えてきましたが、仕事で良い運気がきたのかもしれません。
というように、人はおそらく気が付かないところで、影響を与えています。感謝しています。」

ええ話や( ;∀;)
っていうか、出会った「当初に」そんなこと言っちゃってたのね、私ったらと思いましたが(;^_^A

その後輩は、「すみません」という言葉が合言葉になっているような、とても控えめで遠慮がちな人でした。
「すみません」という必要がないような些細な事でさえも、「すみません」と言っていたので、「そのすみませんを、ありがとうに変えちゃったら、いい流れが来るよ(^_-)-☆」くらいのノリで言ったことを思い出しました。

thankyou-ありがとう-ネオン

◆「ありがとう」だけじゃ軽すぎる?

私が、ええ話やと感じ入ったのは、私の些細な一言を大切に扱ってくれて、結果を出している後輩の素晴らしさ、そしてそれをフィードバックしてくれたことももちろんですが、「人はおそらく気が付かないところで、影響を与えています。」の部分に、グッとくるものがありました。

まさしく、私の「すみません」を「ありがとう」に変えるきっかけをくれた人を思い出したからです。

私自身が、「ありがとう」と人の好意や善意を受け取ることがとても苦手な人間でした。
正直言って、今でも人に頼るのが苦手で、ムズムズしながら、「ありがとう」と言っている時があります。

私は、運転免許を持っているくせに、運転できないポンコツドライバーですが、その分、公共交通機関を使いまくる技や、徒歩、自転車を駆使しながら生きています。

元夫は、とてもマメな人で、バスと列車を使いながら通勤していた私を、仕事帰りに毎日駅まで迎えに来てくれました。
迎えに来てもらえるのは、とってもありがたいけれど、駅からはバス1本で家に到着するのに、なんで毎日迎えに来てくれるんだろう、一緒の家に住んでいるんだから、あとで会えるわけだし、早く帰って、家でゆっくり休んでいてくれていいのに…。
待たせているのもなんだか悪いし…。

そんな思いがいつもあって、車に乗る時に「ごめんねぇ~」と言って乗り込んでいました。
時には、「バスで一本で帰れるんだし、迎えに来てくれなくてもいいんだよ~」と言ったりもしていました。

この「ごめんねぇ~」は、私なりの「めっちゃありがとう」とイコールだったんです。
「ありがとう」って、スルっと流しちゃうみたいで、なんとなく軽すぎないかな?という気持ちがありました。

◆受け取るだけで、たぶんOK

これが、今も続く夫婦関係なら、「ハイハイ、仲がよろしいようで」ということで終わりますが、人生そんなに甘くはなくて、結構パンチの効いた形で、終焉をむかえることになりました。

「迎えに行っていた時、『ごめんね』じゃなくて、ただ『ありがとう』って言ってくれれば良かったんだよ」という言葉は、なかなかに痛く(>_<)
※ダメ出しは、平時にお願いします。

その言葉が心に残り、その後、「言葉」が「脳」を動かして、「現実」を作っていくことの学びのきっかけとなりました。
それから、20年たち、元夫の知らないところで、私の人生に影響を与え、私の後輩にも影響を与え、そして、後輩の部下になるであろう人にも影響を与えていくのでしょう。

人生って不思議な縁で包まれているものですね。
そんなことを、ほろ苦い思いとともに味わった、ある日の出来事でしたとさ。

花束-プレゼント-笑顔

『カウンセリングこころの羽・札幌篠路店』小田真実
※ 小田のカウンセリングは、札幌中央店で行っています。コチラ→

 

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